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除夜のゴロ〜病態・治療編〜

薬理寄りの内容になってます。

⚠️注意⚠️
問題→解答→ゴロ
の流れとなっています。
問題も解きたい!という方はスクロールのしすぎに注意して臨んでくださいね。

🔔除夜のゴロスタートです🔔

Q1. 糖尿病神経障害が生じた場合、軽度の痛みであればNSAIDsを用いるが、中程度以上の痛みに対してはメキシレチンやデュロキセチンを用いる。○ or × p.17




解答○

ゴロ【メデューサパール神プレイ】

メ→メキシレチン
デュ→デュロキセチン
パール→エパルレスタット
神→神経障害性疼痛
プレイ→プレガバリン



Q2. IL-6受容体モノクローナル抗体は次のうちどれか。2つ選べ。p.157

①サリルマブ
②バシリキシマブ
③ウステキヌマブ
④トファチニブ
⑤トシリズマブ




解答①⑤
②抗CD25モノクローナル抗体
③抗ヒトIL-12/23 p40 モノクローナル抗体
④ヤヌスキナーゼ(JAK)1 / JAK 3阻害薬

ゴロ【サルの尻は色っぽい】

サルの→サリルマブ
尻は→トシリズマブ
色っぽい→IL-6受容体モノクローナル抗体
IL-6はコロナ関係で少し注目されていたので、出やすいかもしれません。



Q3.骨吸収マーカーを2つ選べ。p.170

①NTX
②OC
③TRACP-5b
④PINP
⑤ALP




解答①③
②オステオカルシン
④ I型プロコラーゲン架橋N-プロペプチド
⑤アルカリホスファターゼは骨形成マーカーであり、骨中では特に骨型アルカリフォスファターゼ(BAP)として表現される。

ゴロ【ディップで溶かすトラックP】

ディップで→DPD
溶かす→骨溶かす、○TX
トラックP→TRACP-5b



Q.4 マラリアに関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。p.435

①病原体はリケッチアである
②媒介体は蚊である
③新興感染症に含まれる
④ 治療薬としてメフロキンやキニーネが用いられる




解答②④
①病原体は原虫
③再興感染症に含まれる

ゴロ【ヒカキン元気にアルティメットラリアット、バコンバコン】

カ→蚊が媒介
キン→〜キン(メフロキン等)
元→原虫
気に→キニーネ
アルティメット→アルテメテル・ルメファントリン配合錠
ラリアット→マラリア
バコン→アトバコン・プログアニル配合錠
(トランプさんがクロロキンを服用していたという時事ネタから出るかも?どちらかと言うと薬害のほうが出そうではある。)



Q5.子宮内膜症に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。p.250

①エストロゲン非依存性疾患である
②卵管や卵巣に子宮内膜が発生する
③無痛性の疾患である
④治療薬としてタモキシフェンが用いられる
⑤治療薬としてジエノゲストが用いられる





解答②⑤
①依存性
③代表的な症状として激しい月経痛や不妊症がある
④タモキシフェンの副作用として子宮内膜症が挙げられる

【子宮内の感想.ゲストにゴブリンとダンナの列】

子宮内→子宮内膜症
感想→卵管、卵巣
ゲスト→ジエノゲスト
ゴブリン→ゴセレリン.ブセレリン.リュープロレリン
ダンナ→ダナゾール
列→LEP(低容量エストロゲン-プロゲスチン配合錠)



Q6. 短時間作用型β2受容体刺激薬を2つ選べ。p.258

①ホルモテロール
②フェノテロール
③プロカテロール
④サルメテロール
⑤ビランテロール




解答②③
①LABA。ただし、ブデソニドとの合剤では、SMART療法として発作時にも使用可能となる。
④⑤LABA

ゴロ【増えたブタをプロが急いでさばく】

増えた→フェノテロール
ブタ→サルブタモール
プロが→プロカテロール
急いで→イソプレナリン
さばく→SABA



Q7. 肺結核の治療薬に関する記述に正誤をつけよ。p.269

①ピラジナミドはイソニアジドの作用を増強する目的で使用される
②エタンブトールの注意が必要な副作用として末梢神経障害がある
③リファンピシンはソフトコンタクトレンズが着色する恐れがある




解答
①○
②×イソニアジドの記述
③○

ゴロ【結核治療薬】

リ→リファンピシン(着色)
イ→イソニアジド(末梢神経障害)
ピ→ピラジナミド(イソニアジドの作用増強)
エ→エタンブトール(視力障害)
ス→ストレプトマイシン(第Ⅷ脳神経障害)
パ→パラアミノサリチル酸カルシウム

イソニアジドとリファンピシンをベース



Q8. 十二指腸潰瘍は中高年層に多く発症し、空腹時に痛みが生じることが多い疾患である。○ or × p.276





解答 ×
十二指腸潰瘍は若年者に多く発症し、空腹時に痛みが生じることが多い

ゴロ【十二鬼月は若くて空腹で攻撃的】


若年層に多い、空腹時・夜間に多い、攻撃因子の増強により発症

・胃潰瘍はその逆のイメージ
中高年層に多い、食後に多い、防御因子の減弱により発症



Q9. クッシング症候群の治療薬はどれか2つ選べ。p.358

①メカセルミン
②オクトレオチド
③デキサメタゾン
④ミトタン
⑤トリロスタン





解答④⑤
①IGF-1(ソマトメジンC)製剤。
②先端巨大症等に適応あり。類似薬のパシレオチドの徐放製剤はソマトスタチン5受容体に選択性が高く、クッシング症候群にも使用されるため、区別して理解しておくと良い。
③クッシング症候群の診断に用いられる

ゴロ【屈伸して走れ!認められたらスタンプポン!】

屈伸→クッシング症候群
走れ→パシレオチド(徐放性製剤)
認められたら→ミトタン
スタンプ→トリロスタン
ポン→メチラポン



Q10. 化学療法で生じる予測性嘔吐に有効な薬を2つ選べ。p.446

①エスタゾラム
②パロノセトロン
③ロラゼパム
④ドンペリドン
⑤アルプラゾラム




解答③⑤
①睡眠薬
② 急性または遅発性悪心・嘔吐に使用。長時間作用が持続することが特徴的
④麻薬による悪心嘔吐に用いられることも多いが、予測性嘔吐には用いられない

ゴロ【ビーズが口からアップする気がする。。】

ビーズ→Bz系抗不安薬
口から→ロラゼパム
アップ→アルプラゾラム
アップする気がする→予測性嘔吐



Q11. 脳血管に関する記述に正誤をつけよ。p.111
①ウィリス動脈輪は内頸動脈と椎骨動脈から構成される。○ or ×
②ウィリス動脈輪は枝分かれが多いため、動脈瘤を形成しにくい。○ or ×




解答
①○
②× 枝分かれが多いため、動脈瘤を形成しやすい

ゴロ【ウィリアムスなつい】

ウィリアムス→ウィリス動脈輪
な→内頸動脈
つい→椎骨動脈



Q12. パーキンソン病の症状に該当しないものを1つ選べ。p.123
①無動
②姿勢反射障害
③筋強剛
④企図振戦




解答④
企図振戦は、意図的な動作を行った際手足に震えが生じる症状であり、小脳障害で認められる。

ゴロ【武道の師範代、筋肉強いと安心】

武道の→無動・寡動
師範代→姿勢反射障害
筋肉強いと→筋強剛
安心→安静時振戦

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