第9回ヒストリアカップ オフレポ
はじめに
第9回ヒストリアカップお疲れ様でした!
主催の皆様、対戦してくださった皆様、そして毎回快く送り出してくれる妻に感謝します☺️
今回はずっと夢見てたスクリーンで試合して準優勝という成績を収めることができました!
残念ながら優勝は逃してしまいましたが、本当に楽しい一日になりました。
オフレポという形で記録に残したいと思います。
使用構築
こちらの構築をもとに一部変更↓
55カビゴン@食べ残し
捨て身タックル、電磁砲、地割れ、眠る
メインウェポンが捨て身タックルであるため、やはり食べ残し抜きでは高レベル電気エースの相手をする際に心配な場面がヨシノオフではあった。
特に今回は乱数調整が発見されたサンダーエースがいつも以上に多いと予想したため、そこへの強化も込めて薄荷の実ではなく食べ残しを持たせることにした。
食べ残しは一度眠ると2ターン動けずに好き放題やられてしまうところが欠点である。
薄荷の実なら一度眠ってもすぐに攻撃に転じることができる点を評価していたが、そもそも食べ残しを持たせることで眠らなくてよい状況にすればいいのではと考えるようになった。
そしてサブ技を火炎放射から電磁砲に変更した。
まず火炎放射の利点は鋼タイプへの確実な打点が保障されるところである。
しかしほとんどエアームドピンポイントの技であり、出番が少ない。(ハガネールは地割れでいける。)
それに比べて電磁砲は汎用性が高い。
例えばハピナスとの対面。
カウンターを持っているかわからない場面では捨て身タックルも地割れも選べない。(この点鈍いは優秀。)
しかし電磁砲ならハピナスに当たってもカウンターを失敗させられるだけでなく麻痺も入れられるし、交代先に当たってもメリットが大きい。
中間択として優秀であり、火炎放射よりも明らかに汎用性に優れないだろうか。
今大会でもこちらのカビゴンを受けに出てきたポケモンを麻痺させてサイクルを有利に進めることができた。
50スターミー@奇跡の実
ハイドロポンプ、サイコキネシス、電磁波、自己再生
特に変更なし。
タイプ面、戦術面でもカビゴンと相性最高。
エアームド@薄荷の実
ドリル嘴、毒毒、吹き飛ばし、眠る
カビゴンの持ち物変更に伴いエアームドに薄荷の実&眠るを持たせることに。
鈍いを消去してテンプレの型に戻した。
鈍いと吹き飛ばしの両立は意表をつけておもしろかったが、ヨシノオフでも勝利に直結するほどの破壊力は感じなかった。
(泥棒もいつか使ってみたい。)
ムウマ♀@黄金の実
黒い眼差し、滅びの歌、道連れ、電磁砲
やはり55カビパを使う上でゴーストはほしい。
エアームドと併せてノーマル耐性を持つポケモンを2匹採用することで、相手の自爆技への圧力にしたかった。
またケンタロスの角ドリルの一貫を切れるところも頼もしい。
ヨシノオフではファイヤーはあまり出番がなく、地割れの一貫はエアームドでも切れるのでムウマに変更した。
55ライコウ@磁石
雷、目覚めるパワー氷、寝言、眠る
ヨシノオフの少し前にめざ氷ライコウをゲットしたのだが、攻撃努力値を下げた育成をしたく、ヨシノオフにはそれは間に合わなさそうだったので今回満を辞して構築に入れることにした。
しかし残念ながら今大会では一度も選出することなく終わってしまった。
決勝まではカビゴンでしっかり勝てたため、唯一決勝戦だけ選出してあげればよかったと反省している。
やはりサンダーエースにはカビゴンよりライコウか。
ガラガラ@太い骨
ホネブーメラン、岩雪崩、目覚めるパワー虫、剣の舞
変更なし。
こちらも一度も選出することなく終わってしまい、活躍の余地が残るポケモン。
対戦振り返り
予選はピカチュウブロック。
1試合目:のりすけさん(勝ち)
お相手:55ミルタンク、サンダー、ムウマ♂/55スターミー、ナッシー、カビゴン
こちら:55カビゴン、ムウマ、エアームド/55ライコウ、スターミー、ガラガラ
まさか一試合目から30分に及ぶ激闘になるとは…。
こちらのエースを見てスターミーは出てこないと踏み、ミルタンクの対策としてムウマとエアームドを選出することにした。
恐らく影分身持ちなので攻撃技はノーマルタイプのものだけであろうが、二枚で受ければ地震や雷を持っていてももう片方で受けられるし最悪カビゴンの地割れでなんとかなる。
相手のムウマ、ナッシー、カビゴンもこちらのエアームドとムウマで、相手のサンダーはこちらのカビゴンでいける。
試合序盤でこちらのカビゴンにムウマが出てきたため、こちらもムウマを後出ししたところで黒い眼差しを受ける。
次のターンに同じく黒い眼差しで捕まえるが、なんと相手はシャドーボール持ちであった。
すぐさま交代したかったがもう黒い眼差しで捕まっているので時すでに遅し。
ムウマの性別が♂の時点で少し怪しかったので、エアームドで受ける手もあったが、電磁砲持ちだった場合それはそれで困るので迂闊に出せなかった。
ここはムウマは諦め、捨てることにした。
ムウマを一方的に滅ぼされたあと、試合は互いに役割を守り、こつこつとしたサイクル戦が続いた。
相手のミルタンクとムウマはこちらのエアームドで、サンダーはカビゴンで受けた。
サイクルの中で相手のサンダーとムウマにエアームドで毒を入れてジワジワと削っていった。
ミルタンクの突破プランは二つあり、①ラスイチ残しになったら毒毒を入れて詰ませる、②電磁砲で麻痺させて上から地割れ連打、のどちらかでいこうと考えていた。
②で行くことに決めて、ミルタンクにカビゴンの電磁砲で麻痺を入れることには成功したのだが、こちらにはサンダー受けがカビゴンしかおらず、サンダーの電磁波をカビゴンでしか受けるしかなかった。
そのため結局ミルタンクを上から殴ることができず、ラスイチ残しになって相手が積んでいる間になんとか地割れを当てるという、効率の悪い運ゲーをすることになってしまった。
試合後に分かったことだが相手のサンダーには眠るがなかったらしい。
それならサンダーとムウマを確実に毒で落とし、ラスイチ残しにしてエアームドで毒毒を仕込んだ方が確実だった。
2試合目:ユウさん(勝ち)
お相手:55バクフーン、カビゴン、サンダー/55シャワーズ、ゲンガー♀、ハガネール
こちら:55カビゴン、スターミー、ガラガラ/55ライコウ、エアームド、ムウマ
相手のバクフーンに背を向けない三匹を選出。
初手はこちらスターミー相手サンダーの対面だったため、カビゴンに交代して電磁波を受ける。
地割れの一貫を切れる50サンダーからの電磁波が今日は厄介であった。
相手がカビゴンを受け出ししてきたタイミングで電磁砲を当てて、次のターンの先手が約束された。
ここで地割れが一発目で当たり、カビゴン撃破。
その後バクフーンの爆裂パンチを掻い潜って捨て身タックルで落とし、サンダーもそのまま撃破。
リターンの大きい運ゲー(地割れ)は積極的に仕掛けるべきだと改めて感じた試合だった。
3試合目:ナベリアンさん(勝ち)
お相手:55カイリキー、パルシェン、カビゴン/55サンダー、ハガネール、ムウマ
こちら:55カビゴン、スターミー、エアームド/55ライコウ、ガラガラ、ムウマ
ここにきて両エースが苦手な55カイリキーと当たる。
ここを乗り切れるかどうかで予選突破に影響してくるのはもちろん、このパーティの完成度も問われる一戦だと思い、臨んだ。
選出は基本のカビエアスタ。
相手のカビゴンをエアームドで受けに行くとなんと大文字持ちでピンチに陥ってしまう。
大文字読みでスターミーに交代して毒ダメージを蓄積させて眠らせることに成功。
相手のカビゴンの薄荷の実が発動しなかったので眠る寝言のカビゴンと判断。
のし掛かり、大文字、眠る、寝言なら自爆を持っていないため、こちらの55カビゴンで安心して地割れを打てる。
受け出してきたパルシェンにそれがヒットし枚数差をつけることに成功した。
その後サイクルの中で相手のカビゴンをこちらのカビゴンの捨て身タックル連打で倒し、残りはカイリキー一匹になった。
こちらはカビゴン、麻痺したエアームド、半分ほど削られたスターミーでまだまだ油断はできない。
55カイリキーと50スターミーの対面は難しく、カイリキーの目覚めるパワー虫でスターミーは二発で倒されてしまう。
それに対してカイリキーは黄金の実持ちならスターミーのサイコキネシスを二発耐えるのでこの場合は電磁波を当てて痺れて動けなくなるのを待ちながら自己再生を連打する方がいい。
しかしカイリキーが奇跡の実持ちであった場合はサイコキネシスから入ったほうが確実である。
相手のパーティを見てもカイリキーの持ち物の予測ができなかったので、こちらはエアームドを盾にしてカビゴンを食べ残しで回復させてギリギリクロスチョップのワンパン圏内から抜けさせた。
一発捨て身タックルを返してカビゴンには退場してもらい、最後はスターミーのサイコキネシス二発でカイリキーを突破した。
厳しい詰め方ができたと思う。
ちなみに予測だがカイリキーの持ち物は先制の爪だったと思う。
4試合目:のーじゃくさん(勝ち)
お相手:55デンリュウ、ムウマ、カビゴン/55スターミー、ガラガラ、パルシェン
こちら:55カビゴン、スターミー、エアームド/55ライコウ、ガラガラ、ムウマ
あの優勝構築と当たる。
ムウマでスターミーを共倒れにされ、相手55デンリュウとカビゴン、こちら55カビゴンとエアームドの対面。
相手のカビゴンが大文字を覚えていて、こちらはエアームドを引かざるを得なかったが、とどめの大文字を55カビゴンで受けて地割れを打つ。
今回は外したが相手も安易に自爆できないため、必ずしも役割破壊技を持ったカビゴンがカビエアスタの弱点というわけではないのかもしれない。
相手のカビゴンには毒も入っており、捨て身タックルを二発耐える体力が残っていない。
それにエアームドとの対面で先制の爪持ちがわかっていたため、自爆してくるだろうと踏んでエアームドに交換。
見事この読みが当たって枚数をつけることに成功した。
あとはデンリュウをカビゴンで突破して勝利した。
5試合目:れじぇんどさん(勝ち)
お相手:55バクフーン、ドーブル、カビゴン/55サンダー、スターミー、ハガネール
こちら:55カビゴン、スターミー、ムウマ/55ライコウ、ガラガラ、エアームド
相手のドーブルにカビゴンを道連れなどにされてしまったらたまらないので上から殴れるスターミーを先発。
サンダーやスターミーが来たらカビゴンに引けばいい。
あとはカビゴン対策のムウマ。
試合開始後いきなりドーブルのプレゼントでスターミーが奇襲を受けるが、ワンパンされるほどのダメージではなく、サイコキネシスで突破できた。
その後スターミーがバクフーンに何もできず落とされてしまうが、バクフーンはカビゴンで突破した。
ラスイチが50カビゴンだったため、ムウマに一旦引いて滅びの歌を狙うが、先制の爪が発動してさらにシャドーボールがムウマの急所にヒットしてダウン。
タイマンなら55の方が強いに決まっているのでそのまま仕方なく55カビゴンで50カビゴンを撃破した。
爪カビ多いぞ…。
ここまで予選全勝で決勝トーナメントに進出することができた。
準々決勝:showさん(勝ち)
スクリーンを賭けた戦いで今日一番胃が痛かったような気がする。
お相手:55ガラガラ、カビゴン、パルシェン/55サンダー、55ケンタロス、ムウマ
こちら:55カビゴン、スターミー、ムウマ/55ライコウ、ガラガラ、エアームド
本日初のトリプルエース構築との対戦。
レベル50の誰が来てもいけるムウマとガラガラ読みでスターミーを選出。
こちらスターミーと相手カビゴンで試合開始。
相手のカビゴンをムウマで受けて、黒い眼差しを選んで滅ぼそうとしたところにパルシェンを受け出してきた。
そのパルシェンを捕まえて電磁砲を四発中二発当てて突破した。
その後カビゴンが出てきたところを見ると相手のエースは予想通りガラガラと判断。
カビゴンもムウマで道連れにして、最後はスターミーでガラガラを突破して勝利。
ムウマはカビパルの並びに強いと言うが、ただ共倒れにできるだけでなく、パルシェンを捕まえられれば二匹とも持っていける可能性があるという点でもとても強いポケモンだということがわかった。
しかし受け出しの黒い眼差しって見落とし易いのかな。
私ものりすけさん戦で見落としてムウマを捕まえられてしまった。
準決勝:PKマスタさん(勝ち)
本当にここまで来てしまった。
こうなったら優勝しようと心に決めて臨んだ。
お相手:55レアコイル、フシギバナ、カビゴン/55カイリュー、ガラガラ、ネイティオ
こちら:55カビゴン、スターミー、ムウマ/55ライコウ、エアームド、ガラガラ
50に比較的刺さっており、55はどちらが来ても電磁波を仕込めばカビゴンで押せると踏んでスターミー先発に。
カビゴン受けにムウマ、安定のカビゴンエースでいくことに。
相手のカビゴンをムウマで道連れにしてフシギバナをスターミーで突破。
あっさりラスイチレアコイルの状況になったため、恐らく転がるをしてくるなと思い、スターミーで電磁波を仕込む。
ハイドロポンプの命中率の不安定さによって影分身と身代わりに苦しめられたが、途中でカビゴンの捨て身タックルに切り替えて確実に身代わりを壊してレアコイル突破。
こういうときに♀やのし掛かりにせず、素直に捨て身タックルにしててよかったと思った。
一撃必殺技以外にも決定力は必要。
決勝戦:おかしょーさん(負け)
お相手:55サンダー、パルシェン、ハガネール/55ケンタロス、カイリキー、カビゴン♀
こちら:55カビゴン、スターミー、ムウマ/55ライコウ、エアームド、ガラガラ
ケンタロスを読んで選出をした。
角ドリルの一貫を切ってケンタロスを流すことができるムウマ、ここまで全勝で信頼できるカビゴン、そしてカビゴンと相性のいいスターミーでいくことに。
結果論ではあるが、一手目のパルシェンの強引な撒菱の時点で吹き飛ばしコンボを読むべきであった。
一撃必殺技ありのルールでは撒菱の重要性はそこまで高くない。
それなのにあの場面、サイコキネシスで大きく削られるのに引かなかったのには意図があったはず。
次のターンにスターミーにサンダーを受け出ししてきた時点では恐らく吹き飛ばしだろうと思ったのだが、こちらは読み外すとワンパンされてしまうので引かざるを得ない。
もうあの時点で頭の中が真っ白になり冷静な判断ができなかった。
その後はワンチャン狙いで電磁砲打ったりしてみたが全然ダメでいいところなしで負けてしまった。
スクリーンでの戦いでは思った以上にプレッシャーがあり、何もできずに負けて正直へこんでいた。
しかし労いの言葉をかけてくれた皆さんには励まされ、「たこさんの諦めない立ち回りがよかった!」の言葉は心から嬉しかった。
ありがとうございました。
当日トーナメント後は燃え尽きていたが、まだまだ懲りずに金銀やり続けます!
対戦感想
・勝つべきところで確実に勝つ55カビゴンの安定感は頼もしかった。
・地割れで効率的な運ゲーを仕掛けるのは強い!このルールで使わない手はない。
・スターミーが先発として大活躍した。昔からのカビゴンの相方としての優秀さを再認識。
・エアームドに無対策の相手はこいつでガン受けできる。
・ノーマル耐性が二匹いたからかほとんど爆破されず、地割れの試行回数を稼ぐことができた。
・ライコウを一度も選出できなかった。もっと信用して、最後の試合なんかは特に選出してあげればよかったのかもしれない。
・ガラガラも一度も選出できなかった。カビゴンの地割れがあるからゴースト受けはムウマで成立してしまうからなのか。こいつももっと活躍させたかった。
・ガラガラは相手の撒菱吠えるライコウの二枚受けにはなるが、吹き飛ばしサンダーには通用しないということに気づいた。
・スクリーンでは思った以上に緊張した。次はスクリーンでポケモンたちを活躍させてあげたい。
さいごに
コロナ禍に入ってからVCで育成を始め、オフ会参加に恵まれる機会は多くはなかったが、スクリーンをずっと夢見て頑張ってきて本当によかった。
毎回主催としてオフという素晴らしい機会を与えてくださるゴールドさんはじめ、スタッフの皆様には心から感謝申し上げます。
対戦してくださった皆様、歓談してくださった皆様もありがとうございました。
そして毎回応援してくれる妻にも心から感謝!
55カビゴン軸のパーティとしてはこれが自分の結論ですが、まだまだ使いたいパーティです。
これに懲りずこれからも金銀対戦やります!
読んでくれてありがとうございました☺️
またポケモンで遊びましょう!
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