見出し画像

メロみがエレブー考察



メロみがとは

「メロメロ」と「みがわり」を併用することで相手の行動率を大きく下げる戦法のこと。

「みがわり」のためのHPを確保するために、必然的に持ち物は「たべのこし」となる。

構築経緯

第8回ヒストリアカップにメロみがエレブーを軸とした構築で臨んだ。

しかし一撃必殺技が解禁されるルールではケンタロスやその対策のライコウ、フーディンが蔓延しており、思うような活躍ができなかった。

だがせっかく厳選を乗り越えて育てたポケモンをこのままお蔵入りさせるのは心残りである。

一撃必殺技が禁止されたルールではケンタロスが数を減らし、さらに今回のヨシノリーグでは技「プレゼント」も禁止であるため、エレブーにとっては追い風だった。

最強エースと呼び声高いサンダーを起点に、その取り巻きとして優秀な「たべのこし」を持ったハガネールも突破して勝利した試合もヒストリアカップではあった。

ポテンシャルは高いはず。

ここで使わなくていつ使うんだと自分に言い聞かせ、再度メロみがエレブーでオフ会に臨むことを決意した。

なぜエレブーか

私がある特定のポケモンを使う理由は、だいたいそのポケモンが可愛いとか好きだとか、まったく非合理的なものである。

子どものころ母親に100円をもらい、ガチャガチャでエレキッドを引いたときの喜びは忘れない。

(その直後落としてなくしてしまったが😨)

そんな話は置いておいて、せっかく考察するのだから、他のメロみが使いのポケモンと比較していきたい。

なおここではエレブーと似た性能のメロみが使い(主に特殊アタッカー)を比較対象として挙げる。

攻撃範囲が広い

エレブーの一番の魅力である。

電気タイプと氷タイプという攻撃範囲でほとんどのポケモンに対して等倍以上のダメージが入る。

フーディン:スターミー、ハガネール、バンギラスのどれかで止まる。

エーフィ:バンギラス、ハガネールで止まる。

サンダース:ハガネールで止まる。

ゲンガー:メインウェポンをタイプ一致で打てない。

技のPPが多い

「10まんボルト」と「れいとうパンチ」はそれぞれ最大PPが24である。

3タテや追加効果での状態異常をきっかけに突破を狙うこともあるメロみが使いにとっては大きなメリットだ。

ちなみにフーディンやエーフィがメインウェポンとして使う「サイコキネシス」は最大PP16である。

素早い

これは他のメロみが使いにも言えることで、むしろエレブーは遅い方なのだが、サンダーをはじめ100族に確実に先制できる点は大変魅力的である。

エレブーの弱点

エレブーは種族値が低いポケモンで、電気、氷、格闘などの攻撃範囲で相手の弱点を突いたり、メロみがで相手を嵌めたりしないと決定力を出せないポケモンである。

レベル50のスターミーやエアームドですら「10まんボルト」でワンパンできない。

また耐久も低く、「みがわり」を貼ったターンに「ふといホネ」を持ったレベル50のガラガラの「ホネブーメラン」を受けると中乱数で倒れてしまう。

状態異常にも弱く、例えば50カビゴンとの対面で「メロメロ」を使い、50%を搔い潜られて「のしかかり」を受けて麻痺してしまった日には目も当てられない。

非常に繊細なポケモンなのである。

避けたい相手

1.ガラガラ

レベル問わず対面したくない相手。

「ホネブーメラン」を覚えていたらメロみががまったく通用しない天敵。

しかしサイクルを回す中で「れいとうパンチ」を交代際に当てられれば突破できなくはない。

ちなみに「れいとうパンチ」のダメージはレベル50のガラガラを中乱数2発で倒せる程度である。

2.ライコウ

ライコウ側も決定打はないが、ある意味ガラガラ以上に厄介な相手。

レベル55のライコウの「10まんボルト」と「めざめるパワー」は「みがわり」で一発耐えることができるが、「かみなり」は耐えられない。

先手で「かみなり」を当てられ、麻痺させられたら厳しい戦いになる。

「かみなり」を上手くかわしながら「れいとうパンチ」で凍らせて突破するしかないが、泥仕合を覚悟しなければならない。

3.55カビゴン

他のメロみが使いにも共通することだが、レベル55のカビゴンの突破には骨が折れる。

こちらでも研究されているが、対面からで3割程度の突破率である。

レベル55のカビゴンの取り巻きを起点にはしやすいことは事実だが、素直に他のエースに任せた方が無難かもしれない。

4.ハピナス

今回は「プレゼント」が禁止なので大して脅威にはならないが、「メロメロ」が通じない時点でメロみが使いの敵である。

「プレゼント」が脅威になる理由については以下を参照↓

強い動き

上述の通り、第8回ヒストリアカップではレベル55のサンダーとハガネールの組み合わせを突破して勝利を収めることができた試合があった。

有利対面を作った上で「みがわり」を貼り、その後出てくる不利な相手には「みがわり」を残した安全な状態で「メロメロ」で行動制限をかけて殴るというのが理想の戦い方。

こうすることで本来不利であるハガネールやカビゴン、また対面からだと勝率が際どいポケモンを高確率で突破できるというわけである。

対面からだと勝率が際どいポケモンについては以下を参照↓

もしくは「リフレクター」や「やどりぎのタネ」などを使えるポケモンと併用し、保険をかけた状態で「メロメロ」や「みがわり」を使いたい。

構築

第8回ヒストリアカップではミルタンクとダブルエースで組んでいたが、55ライコウがどうしようもなかった。

またミルタンク自身が突破力の低いエースで、エレブーもメロみがが決まらないと火力が低く、決定力不足で相手を突破し切れないという問題があった。

ジムリーダーの城のシミュレーターでトリプルエースも試してみたが、やはりレベル50のポケモンの選出幅を考えるとダブルエース構築の方が使いやすかった。

そこでクラヴハンマーさんから彼自身が考案した以下のパーティを教えていただき、アレンジしてオフ会に臨んだ。

(ホント何でもあるな、魔人島は…。)

アレンジ内容

対戦感想

・フシギバナはバンギラスと相性がいいのはもちろん、「やどりぎのタネ」がメロみがと上手く組み合わさって大活躍した。

・眠っている50カビゴンを起点にメロみがを貼ることで相手のカビゴンと55ヘラクロスを2タテした。エレブーはラス1残しから逆転のポテンシャルをおおいに持つ。

・スイクン入り選出をいかに攻略するかがバンギラスをパーティに入れる上で大事だと感じた。エレブーでスイクンを起点にしたはいいが、55ポリゴン2に勝てなかった。バンギラス選出でスイクンを突破するのがいいのか、素直にWAに任せるのがいいのか…。

・爪カビは反則。「爪鈍いでマルマインの爆破を余裕で耐える→ハッサムを大文字でワンパン→爪自爆でエースを突破」で勝った試合があった。爪カビは反則↓

シミュレータも含めて納得のいく試合ができたので、メロみがエレブーの研究もここで一区切りにします。

上手く立ち回ることで、50カビゴンを含めた相手を複数突破する可能性を持つ、面白い電気エースです⚡

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?