電力05 原子炉

原子力発電の原子炉には「沸騰水型原子炉」と「加圧水型原子炉」の2種類ある。
今回はそれぞれの特徴について簡単に。

沸騰水型原子炉(BWR)
BWRの「B」は「Boil(沸騰)」のB
原子炉の中の燃料の核分裂で発生した熱により、原子炉内の水を蒸発熱させ、その蒸気をタービンに送って発電する。
出力調整は再循環ポンプで行う。
蒸気に含まれる放射線物質がそのままタービンに送られる。

加圧水型原子炉(PWR)
PWRの「P」は「Presser(加圧)」のP
原子炉の中の燃料の核分裂で発生した熱により、原子炉内の水を加熱して、さらに加圧器より高温高圧の水にして蒸気発生器に送って蒸気を作り、その蒸気をタービンに送って発電する。
出力調整はホウ素で行う。
蒸気発生器では、原子炉からの高温高圧水と
蒸気発生器内の水は混ざり合わないので、発生するする蒸気には放射性物質は含まれない。

大まかな違いだけ書いたけれど、しっかり区別して覚えておく。

ポイントは
沸騰水-再循環ポンプ-蒸気に放射性物質含む
加圧水-蒸気発生器-蒸気に放射性物質含まず

沸騰水型は原子炉内で沸騰させるから「沸騰水型」という。

加圧水型は原子炉内では沸騰させないので、別に「蒸気発生器」が必要。

ってな感じで覚えておけばいいかな。
記憶力が弱いので、色々関連付けておいて、覚えることは最低限にしておかないと他の事を覚えられらない今日この頃。(昔からか・・・)

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