H26 問8 雷対策

前の記事の問題は簡単だったのでもう1問

(1)
「遮へい角」については触れてなかったけど、架空地線から真下に引いた鉛直線と、架空地線と送電線を結ぶ直線のつくる角のこと。
絵を見たら分かりやすいけど省略。
角度が小さいほうが遮へい効果が高いのは感覚で分かるので説明も省略。問題文の通り。

(2)
「送電用避雷装置」
何かと思えば架空送電線用の避雷器で、アークホーンと並列で接地するものらしい。
雷撃時にはこっちにも電流が流れるので、アークホーン間の電圧を下げることができる。
なので問題文の通り。

(3)
架空地線を「多条化する」とは複数設置するということ。
「結合率が増加」というのは調べてもよく分からなかったけれど、架空地線が増えれば電圧も分散するので事故も抑制できる、というのは、何となく理解でかる。

(4)
「不平衡絶縁方式」
これも初めて触れる言葉だけど、問題文読んで違和感ゼロ。
弱点作って大事な方を守るということだろう。

(5)
雷対策として接地抵抗を低減させるというのは、前の記事の問題の通り。
ただ、「逆フラッシオーバ」は鉄塔から送電線に異常電流が流れることであり、電力線から鉄塔に流れるのは「フラッシオーバ」
なので明らかにこれが誤り。

ということで(5)が正解。

普通は送電線にのみ電流が流れる。
そこから溢れて鉄塔に流れ込むのが「フラッシオーバ」
普段は電流が流れていないはずの鉄塔から、雷などによる異常電流が送電線に流れこむことを「逆フラッシオーバ」
通常と逆になるから逆フラッシオーバって理解しておく。

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