R1 問3 汽力発電の設備
まず問題文に注意。
大抵は誤っているものを選ぶ問題が多いけれど、これは正しいものを選ぶ問題。
こういう問題は、経験的に(1)が答えになることはあまりない。
(1)
ボイラと過熱器で加熱してタービンに送るのだから、「温度が低く、圧力が低いものを採用」するのは誤り。
(2)
復水器はタービンの二次側で、使用済みの蒸気を膨張させて温度を下げ、水に戻す装置。
なので真空度が高い方がよいのは当然。
これが正しそう。
(3)
節炭器は排ガス温度を上昇させるのではなく、排ガスの熱を利用してボイラ給水温度を上げるための装置。なので誤り。
(4)
高圧タービンから出た蒸気をボイラの再熱器で再加熱して低圧タービンで使用することにより効率を上げるのが再熱サイクル。なので誤り。
(5)
これは再生サイクルの話で、熱効率を上昇させる方法の問題なのに、捨てる熱量を増やしてどうする。当然、給水加熱器で蒸気の熱を利用するので、復水器に捨てる熱量は減少する。なので誤り。
(2)以外は明らかに違うので、(2)が正解。
だいたい前の記事で覚えた知識で解ける問題でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!「スキ」をいただけると、今後の執筆活動の励みになります(^o^)/