電力09 保護継電器

「保護継電器」は、電圧や電流の急激な変化から電気回路を保護する役割を持つ装置で、以下のような種類がある。

①過電流継電器
 過負荷や短絡故障を検出して系統を保護する。

②過電圧継電器
 発電機の故障などによる電圧の上昇を検出し、負荷側の系統や機器を保護する。

③不足電圧継電器
 停電や短絡による系統電圧の低下を検出し、負荷側の系統や機器を保護する。

④地絡過電流継電器
 零相電流の大きさにより地絡故障を検出して系統を保護する。

⑤地絡方向継電器
 零相電圧・電流の大きさと位相(方向)により地絡電流を検出し、系統を保護する。

⑥比率作動継電器
 変圧器の一次電流と二次電流を比較することで、変圧器内部の短絡故障を検出して保護する。

⑦電力継電器
 三相回路の有効電力を現象することで発電機の保護や電流潮流の方向検出に使われる。

⑧周波数継電器
 周波数の過不足を検出することで発電機の同期外れを検出し、発電機を保護する。

メーカーの商品紹介を参照したので、電験三種試験に出てくる単語とは違う言い回しがあるかも知れない。
とりあえず色々種類があることはわかったので、次の記事で問題を解いてみる。

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