電力07 変電所

個人的にはこの辺の知識問題が頭に入りづらくて苦手。
少し丁寧に確認していこうと思う。
基本は電験合格先生の講義内容がベース。

<変電所の役割>
①電圧の変成
「変圧器」により、発電所から高圧で送られた電気を受電側で必要な電圧に調整する。
なお、送電損失は電流の2乗に比例するよで、損失を少なくするために高圧で送電して電流を低く抑える必要がある。

②交直変換
 「交直変換器」により、電流を交流から直流、または直流から交流に変換する。
通常送電は交流で行われるが、直流に変換して送電する事で色々メリットがある。
詳しくは送配電のところで触れる予定。

③無効電力制御
「調相設備」により無効電力を吸収・発生して電圧を一定に保つ。
受電側の負荷が変動すると、そのままでは電圧も変動してしまうので、これを調整して電圧を一定に保つ必要がある。(でないと電化製品に不具合が発生する)
無効電力には進相と遅相があり、それぞれに対応した調相設備がある。大きくは次の4種類。

1)電力用コンデンサ
・進相用
・電力調整能力は小さい
・電力損失も小さい

2)分路リアクトル
・遅相用
・電力調整能力は小さい
・電力損失も小さい

3)同期調相機
・進相・遅相用
・電力調整能力は高い
・電力損失も大きい

4)SVC(static var compensator)
・静止型無効電力補償装置
・進相・遅相用
・電力調整能力は高い
・電力損失も大きい

とりあえずコンデンサは進相用とだけ覚えておく。

④電力潮流制御
太陽光発電や工場の自家発電設備などのように、電力会社からの供給の他に受電側で自ら発電す流設備を持ってまかなっているところでは、発電量により電力の移動方向が定まらず双方向に流れる。これを、塩の満ち引きになぞらえて潮流電力という。
変電所にはこの制御を行う機能もあるらしいけど、詳しいことは調べてもよく分からないのでとりあえず保留。

まずはここまで。

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