電力12 架空送電線の雷対策

架空送電線に直接雷が落ちると、雷サージによる異常電圧が伝播して、変電所などの設備に大きな影響を与える。
これを防ぐために、架空送電線にはさまざまな保護装置が設けられている。

架空地線
送電線への電撃を遮蔽するために、上部に設置される接地線。
架空地線の内部に光ファイバーを通すことで、避雷設備としてだけではなく通信機能を付与することができる。

埋設地線
送電線に落ちた電撃による異常電圧・電流は、鉄塔を経由して地面に流れるが、鉄塔の接地抵抗をさらに軽減させるために設けられる接地線。

懸垂がいし
鉄塔から送電線を絶縁しながら支持する部材

アークホーン
がいしの両端に設置される角(ホーン)状の電極で、落雷などによる異常電圧が発生した際に電極間でアーク放電を発生させることによりがいしを守るためのもの。
落雷時、アークホーンを経由して流れた電流は、遮断器により機器を保護しつつ、避雷で受け流し、一定時間後に遮断器が再回路することで自動的に送電を復旧することが出来る。

なるほど、今まで調べてきたことが何となく繋がってきた。

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