電力15 地中電線路

電線には架空線もあれば地中に埋設されることもある。景観のことを考えたら断然地中の方が良いと思うけど、これだけ架空線が多いのには理由があるのだろう。

今回はその地中電線路の埋設方式について。大きく分けて3つある。

「管路式」
地中に鉄筋コンクリート管、鋼管、強化プラスチック管などを敷設し、その中にケーブルを通す方式。
200〜300m毎に地中箱(マンホール)を設けて、そこでケーブルの出し入れや接続を行う。

「暗渠式」
地中に暗渠を敷設し、この中にケーブルを敷設する方式。
暗渠は洞道ともよばれ、通信線やガス、上下水道などを一緒に敷設するための共同溝もこの方式に含まれる。

「直接埋設式」
地中に鉄筋コンクリート製のトラフを敷き並べ、その中に電力ケーブルを率いれた上で埋設する方式。
高級なが短く工事費も安いが、作業を行うたびに掘り返す必要がある。

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