電力04 原子力発電の計算問題

原子力発電に関する問題は毎年1問は必ず出題されていて、計算問題と文章問題が半々くらい。今回は計算問題で覚えておくべき公式について。

原子核に中性子をぶつけて核分裂が起こると、その質量欠損に応じたエネルギーが発生する。発生するエネルギー量は次の式で表される。

 E=mc²
  E:エネルギー[J]
  m:質量[kg]
  c:真空中の光の速度 3×10⁸[m/s]

これをアインシュタインの法則という。
c²なので(3×10⁸)²=9×10¹⁶[m²/s²]となる。
ここで、mc²の単位は
 [kg・m²/s²]=[kg・m/s²・m]=[N・m]=[J]
と変換できるので、エネルギーの単位であることが分かる。

この公式を覚えておけば、原子力発電の計算問題はとりあえず戦える。

ちなみに、真空中の光の速度 3×10⁸[m/s]は、だいたい問題文で与えられるので覚えなくてよいと思う。「E=mc²」の公式だけ忘れないように。

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