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UX MILK Fest 2019に行ってきた vol.1

UX MILK Fest 2019は"「UX」の解像度を上げ、UXデザインとの関わり方を考える日"をテーマにしたイベントで、さまざまなセッションを通じて、UXについて色々と考えられる良いイベントでした!
そんな中、僕が見たり参加してみて特に良かったなと思ったセッションやワークショップを何個かご紹介します。
(全部まとめて書くと長くなりそうなので、1記事1セッションで書いてきます!)

「チームになる」ための相互理解を体験する

有限会社リズムタイプ / 株式会社デジタルステージ
の栄前田 勝太郎さんによる
wevox values cardを使ったワークショップ

僕は特にチームをまとめるポジションなので、とてもよい体験になりました。今後また書いていきますが、現在、チームとしていろんな取り組みをしており、今回のwevox values cardも楽しかったので、取り入れてみようと思います。

ワークの内容

チームとして、相互理解を深め関係の質が高まることで、創造性の高い関係になるといった感じです。

その相互理解を深めるきっかけのひとつとして
wevox values cardを使い

1.互いの価値観を理解し、受容する
2.相手の強みを、期待として伝達する

を行うことでよい関係性を構築します。

いわゆる「心理的安全性」の構築の第一歩って感じですね。
やはり、チームとしてより質の高い結果を出すためには、メンバーひとりひとりがチームに対して、気兼ねなく発言できたり、本来の自分を安心して出せる、と感じられるような状態になってるのが望ましいです。

1.よい関係性ができれば、よりよい話し合いが行われる
2.よい話し合いができると、思考が深まる
3.思考が深まると、行動の質が高まる
4.行動の質が高まれば、質の高い結果が期待できる

結果が良くなれば、より関係性はよくなり、より質の高い結果が期待できる気がします。

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実際のワーク

『チームを考える上で、自分が大切にする価値観』をテーマに
1.全てのカードの言葉が見えるように並べ、各自好きな言葉のカードを3枚選ぶ
2.残りのカードを裏返して、山にする
3.順番に山から1枚カードを引き、手元にある中から自分の価値観から一番遠いものを1枚捨てる。その時、「私は◯◯を捨てます」と宣言する。
4.(3)を山からカードがなくなるまで繰り返す
5.手元に残った3枚のカードを使い、自分の価値観を説明する。

次に、いったん、全てのカードを元にもどして、全ての言葉が見えるように並べて、その後、
1.対象となる人を1人決める
2.その人に贈りたいカード(価値観)を選び、理由を添えて渡す
3.次の人に進み繰り返す

一部省略しているものの大体、こういった手順でしたが、後半のカードを贈ってもらうというやつは、結構照れるんですが、内心とても嬉しく感じるので、その人との心の距離感が近くなる効果がありそうだなと感じます。

ワークで行なったwevox values cardの使い方の他に
https://wevox.io/valuescard/
でも紹介されているので、自分なりにアレンジしてやってみるのも良さそうです。

まとめ

メンバーが安心して発言できる環境づくり、これがチームとしてのデザインの向上にもつながるなと改めて思いました。
そのきっかけのひとつとして、普段なかなか言葉として出せない、自分の価値観や相手に思っていることなどを気軽に伝えられるwevox values cardを取り入れるのも良さそうです。
ただ、気をつけたいのは、これをやったから大丈夫というわけではなく、あくまできっかけに過ぎないので、「チームになる」ための施策は常にやっていく必要がありそうです。

次の記事では、「情緒の設計」についての感想を書きたいと思います。

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