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僕の時間をあげるから、あなたの時間をください。

こんばんは。
金曜の夜、いかがお過ごしでしょうか。

今日も今日とて、僕は。
僕の頭の中身をこの場所にぶちまけるためにやってきた。

良かったら、ハーブティでもすすりながら、読んでほしい。
どうせ大したことは書いていないのだから。

今日のお題は、
「僕の時間をあげるから、あなたの時間をください」
というものだ。

これは今まさに、執筆しながら思い浮かんだ言葉。

そう。
僕は、このnoteを書く段取りは、何一つしちゃいない。
だからこそ、こんな気持ち悪い言葉でも、
思い浮かんじゃったからには書かないわけにはいかない。

僕は僕に、嘘はつかない。

では始めていこう。


作家という存在。

僕はKindle作家。
そう名乗ってから、もうすぐ一年が経つ。

駆け出しも駆け出しだが、
作品を書いて1円でも稼いだら、プロだ。

だから僕は、大切なお金を払ってくれた人のためにも。
投げやりな自己紹介やフレーズは使わない。

僕は、Kindle作家だ。

そんな僕には、
目指す作家像というものがある。

それが、
僕の時間をあげるから、あなたの時間をください。
と堂々と言える作家。

正直、僕自身が何言っちゃってんの?と思っている。
でも本心だからしょうがない。


あらゆる創作物は、他者の時間を食い物にして存在する

さて。
あらゆる創作物は、他者の時間を食い物にして存在する。
これは僕の主張だ。

映画も、音楽も。
小説も、絵画も。

この世に無数に存在する創作物は、
それを味わうために「時間という代価」を必要とする。

時間を使う、という側面から見た時に。
最も凶悪なのが、文章だと僕は思う。

絵画は見ても数秒、数分。
映画は2時間から、3時間程度。
音楽は1曲で数分。アルバムを聴いても1時間。
ましてや、他のことをしながらでも聴ける。

しかし小説を一冊読むのはどうだろうか?
少なくとも、一般的に出版されている小説を3時間本気で読んでも。
僕は読み終わった試しはない。

平均的な読書速度は、1分あたり500文字と言われている。
20万文字の小説を読み終わるまで、6時間以上はかかる計算だ。

こと、他人の時間を奪うものという点では。
文章ほど手軽に書けて、手軽に公開できるものはないと思っている。


僕らが手にした、化け物

さて、ここまで必死に文章をこき下ろした僕だが、
別に小説や文学作品、Kindle作品をディスりたいわけじゃない。

僕も文章で勝負をしている以上。
これは絶対に知っておかなければいけないことだと思っている。

僕ら、作家という人間は。

お金+時間

を消費者からいただいてお金を稼ぐ。

それによって、
代わりの何かを提供しなくてはならない。

それは知識など、
そこに書かれているものを実践したときに得られる実益だったり。

もしくは安心感や、少しの間の現実逃避の時間などの、
心にとっての栄養みたいなものだったりする。

そう。
僕らは、読んでいただく人の時間をもらった以上。
そういったものを提供できなくてはいけない。

きっと「時間をもらう」ことと向き合い、
傷つきながら執筆をして、恐れを押し殺して出版している作家は、
少なくないと思う。

だから僕は作家として、
僕の拙い文章を読んでくださったあなたの時間を、
尊重しなくてはならない。

あなたの時間を、僕のnoteやKindleが奪ったことを、
心に刻まなくてはならないと思っている。


このnoteの存在意義

特にこのnoteは、
大したことは書いていないというぶっ壊れたコンセプトの元で成り立っている。

だから。
僕は率直に申し訳ないと思っている。

このnoteがきっかけで、僕に興味を持っていただき、
そこから僕のKindle作品にたどり着き、
そこにあなたの利益になるようなものが書いてあって、
読んでいただいた結果、
あなたが支払ったお金と時間を超える何かを提供できたなら。

そんな奇跡のような出来事を目論むのが、このnoteの役割だ。

僕は。
そんな奇跡をただただ。
待ちわびている。

少しずつでも、力をつけて。
いつかあなたにお返しができるように。


最後に

いつか。
いつか。

読んで良かったなぁ。
そう思っていただけるように。

僕は言葉を紡ぐのだ。

それまでは、良ければあなたの胸をお借りしたい。

もし、ここまで読んでくれたなら。
それだけで間違いなく、僕はあなたに「借り」があって
返すべき「恩」がある。

積み重なったその「借り」と「恩」。

それを返すことだけが、僕の作家人生の生きがいとなる。

僕が、
「あなたの時間をください」と堂々と言える時。
それは、時間という代価を支払ってもなお、
それを超える価値を提供できる作家になった、
そう言える作品ができたと自覚しているということ。

だから僕は、ただひたすらに、目指す。
そんな作品を書けるように。
そう、堂々と言えるように。

愚直に。真っ直ぐに。
つまづいても、立ち止まらない。

そう在りたいと、未熟者でありながら。
心の底から思うのだ。





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