最近の車

この2月、新車に乗ることができた。
といっても、普通の安い、レンタカーのガソリン自動車だが。

排気量がなくても、車体が軽く軽快に走る。
そして、燃費もよい。

私の車は、10年落ちの車なので、リッター10キロ走れば御の字の燃料消費量だが、この車は、アクセルをグイっと踏み込むと、燃料消費率がリッター3キロ台になるものの、普通に走れば、18キロも1リットルで走ってしまう。
そう、経済的に優等生である。

乗り心地や、フットワークにケチをつけるところはあるかと、あらを探すが、実用上不満な点はない。あ、もちろん、ピアノなどは乗りませんよ。
お買い物に行って、生活必需品を買って帰るとか、300キロ先のラーメン屋にラーメンを食べて帰ってくるくらいなら、大丈夫だと思う。

で、降りて、車を返却した後に感じることというのが、まぁ、何もないんだな。これが。

ガムを噛んで、味がなくなったあとも噛み続けている感じ。
そこまで印象がないかといわれると、怪しいのだが、
コンビニ弁当を何日間も食べ続けた感じ。

本当に、そんな感じがする。
これで、思い出作れと言われても、難しいかなとか、
調味料もってこい!などの印象を強く受けた。

優しい感じの乗り味ならば、疲れ切ったから、この車で帰りたいとか、
やる気にさせる車なら、ガンガンどこまでも車と対話しながら、ドライブだ!と思うのだが。

コンビニに設置されているサービス用の電子レンジのように、使った後は何も思わない。不満は一切ないし、役に立ってありがたいのだが。

カーシェアリングには抜群だよなと再認識した。

とはいえ、この車を所有するかと質問されても、答えはNOかな。
私が、企業を経営していて営業で使うかと聞かれても、微妙な感じだろう。
社員には、何か味のあるものを食べてほしいからである。
経営なんてしてないけどね(笑)

合理的でもない、経済的にも有利ではない、それらを、人の行動から差っ引いていくと、それがその人の気持ちなのだなと改めて痛感した。



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