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【迅速&的確】シンガポール政府のすごさ

私タチサラはシンガポールに住んで、早いもので3年半以上が経過しています。

日本を出てみると、日本のいいところ・よくしてほしいところ、住んでみた国のいいところ、悪いところなど色々と見えてきます。

中でもシンガポールのすごいところは、

『政府の方針・施策の決定の迅速さ的確さ』

は、素晴らしいと思います。

というのも、4月末から少しシンガポールでも、コロナの感染者が出てきました。といっても、国全土で10人~16人くらいですよ。

それまでは、市中感染は0~1だったので、増えていると言えば増えている状況です。

なかでも、今世界を騒がせているコロナウイルスの、インド変異株がシンガポールでも確認されたとのことです。

<インド変異株とは>
インド南東部アンドラプラデシュ州で確認されたことから同州の頭文字を取って「AP変異株」とも呼ばれる。現地の英字紙「ザ・ヒンドゥー」は「AP株は15倍超の毒性を持つ」との見出しで専門家の報告を紹介。「二重変異株より強力かも?」「感染して3~4日で重症化するケースあり」などと報じた。
※正確性、エビデンスがあるかは不明

このインド変異株のシンガポール侵入で、シンガポール政府がとった方針とは以下のようなものです。

<シンガポール政府の対策>
・ワーキングビザホルダー(すでにビザ取得済みの方)のシンガポール入国を再スケジュールすることを決定
・リスクが高い国、リージョンは5月11日からの入国が禁止される
・オーストラリア、ブルネイ、中国本土、ニュー字ランド、台湾、香港、マカオ以外をリスクが高い国、リージョンとする

(原文)
Work Pass Holders Who Have Already Obtained Approval To Enter To Be Rescheduled. We are making changes to the entry of work pass holders who have earlier obtained approvals to arrive from higher risk countries/regions(*1) from Tuesday 11 May.
(*1) This refers to all countries/regions except Australia, Brunei Darussalam, Mainland China, New Zealand, Taiwan, Hong Kong and Macao.

え、、、じゃぁ日本からの
入国ダメじゃん!!

5月以降の、シンガポールへの駐在する人、かなりたくさん知っているけど・・・とりあえず延期という感じです。

タチサラも7月ころから、日本で2週間、シンガポールで2週間のホテル隔離があってもいいから一時帰国しようと思ってましたが、完全に中止です。

上記に加え、シンガポール国内でも、

・市内では8人までの集まりはOKだったものが5人制限に逆戻り
・コンドミニアムのジムやBBQスペースの使用禁止

など色々と制限がきつくなりました。そのおかげで、5月に予定していた会食・打合せなども、かなり調整が必要です(汗)

と、個人的な予定や、
見解を抜きにして客観的に
シンガポール政府の取った
決断を考えてみましょう。

国を守る、国民を守る政府の立場とすれば、「完全に正しい判断」だと思います。

上述のインド変異株が、本当に15倍の毒性をもっていたら?感染力が今までのコロナウイルスよりはるかに強いものだったら?

国土の狭いシンガポールでは
あっという間に蔓延する
可能性があります。

国にとってリスクのある事は
国民の便・不便にかかわらず
徹底的に排除する。

徹底的に国民を守る姿勢
それがシンガポール政府の
対応です。

国民にとっては、こういう国のほうが安心できるのではないでしょうか?!

どこかの国の総理大臣は、未だにオリンピックの開催を支持している状況。しかも複数の都道府県で。ほんとに大丈夫なのかなぁ・・・

本日も、最後までお付き合い頂き有難うございました。

また明日お会いしましょう。

~タチサラ~

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