iPhone15ProとiPhone13miniの比較

正直iPhone15Proの購入は迷っていた。ガジェットは小さく手に馴染むものが良い、という考えがあったので、できればminiの復活を待ちたかった。しかしいつまでも出ないものを待っていてもしょうがない。新しいものに慣れなければ、という精神で遅ればせながらiPhone15Proを購入したので、これまで使っていたiPhone13miniと比較しつつレビューをしてみる。

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\begin{array}{|c|c|c|} \hline
\text{特性} & \text{iPhone 15 Pro} & \text{iPhone 13 Mini} \\ \hline
\text{サイズ} & \text{70.6 x 146.6 x 8.25 mm} & \text{64.2 x 131.5 x 7.65 mm} \\ \hline
\text{重量} & \text{187g} & \text{141g} \\ \hline
\text{ディスプレイ} & \text{6.1-inch OLED} & \text{5.4-inch OLED} \\ \hline
\text{解像度} & \text{1290 x 2796 pixels} & \text{1080 x 2340 pixels} \\ \hline
\text{カメラ} & \text{48 MP (Sensor-shift OIS, PDAF)} & \text{Dual 12 MP} \\ \hline
\text{プロセッサ} & \text{Apple A17 Pro} & \text{Apple A15 Bionic} \\ \hline
\text{メモリ(RAM)} & \text{8 GB} & \text{4 GB} \\ \hline
\text{バッテリー} & \text{3274 mAh} & \text{2438 mAh / 2406 mAh} \\ \hline
\text{ストレージ} & \text{最大1024 GB} & \text{最大512 GB} \\ \hline
\text{主な機能} & \text{iOS 17, Ceramic Shield glass} & \text{5G, Ceramic Shield glass} \\ \hline
\end{array}
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サイズと重さ比較

上の表でもあったけど、人の感覚だと相当に違いを感じる。このあたりに手に持つガジェットの難しさがあるのだと思う。幅は6mm、重さは46gと、絶対量で見たら大した大きさでないように感じてしまう。ただ、比率で言えば幅は10.0%、重さは32.6%も増えており、人の感覚で言えば相当に違いを感じるのだろう。
今回は現物との比較をせずに購入してしまったが、触っていれば容易に気づけると思う。今miniを愛用している人は、サイズ感、重量感が許容可能か確認してからの購入がおすすめ。

マクロカメラ

個人的にはこれは結構楽しみな機能だった。改めてカメラ性能をおさらいしておくと、

iPhone 15 Proのカメラシステム
48MPメイン:24mm、ƒ/1.78絞り値、第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正、100% Focus Pixels、超高解像度の写真(24MPと48MP)に対応
12MP超広角:13mm、ƒ/2.2絞り値と120°視野角、100% Focus Pixels
12MPの2倍望遠(クアッドピクセルセンサーを活用):48mm、ƒ/1.78絞り値、第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正、100% Focus Pixels
12MPの3倍望遠:77mm、ƒ/2.8絞り値、光学式手ぶれ補正
3倍の光学ズームイン、2倍の光学ズームアウト、6倍の光学ズームレンジ
最大15倍のデジタルズーム

https://www.apple.com/jp/iphone-15-pro/specs/

このうち、マクロを担当しているのは12MPの超広角カメラとなる。

そのあたりが上のサイトに書いてある。デジタルカメラのようにマクロ用のモードになるというより、近づくと自動的に超広角カメラに切り替わるような制御のようだ。実際マクロの自動切り替えをONにしたまま近づいていくと、途中で画面が切り替わるような挙動が見られる。この時に広角→超広角の切り替えが行われているのだろう。
マクロモード中でも拡大はできるが、上記挙動からおそらくデジタルズームになっていると思われる。とはいえ12MPあるので、そこまで画質は気にならない。いわゆる手持ちの拡大鏡として十分な実力を持っている。
以下に実際に撮影した写真を載せるが、このくらい寄れるなら、ちょっとした撮影には十分使えそうだ。

広角レンズ
超広角レンズ(マクロ)周囲が少し流れている
超広角レンズ(マクロ)3倍デジタルズーム 広告の紙の表面まで見えてきた
(参考)3倍ズームレンズ 広角レンズと同じ撮影距離で3倍まで寄れるし周囲の流れもない

このくらいだと目視で確認が厳しいものもかなり見えるので、写真撮影以外にも色々と使えそうで面白い。

その他

ちょっと面倒になってきたので手抜きで残りを紹介。
TypeCが採用されたことで、外部接続のUSB-DACをきちんと認識するようになった。これまではLightning→TypeC変換アダプタを使用していたけど、どうにも認識しないことがあり、かなりストレスだった。
LiDARがあるのも楽しい。まだあまり試していないけど、部屋のスキャンや小物のスキャンが結構簡単にできる。測定距離が伸びたという情報もあるので、大きいものも一度試してみたい。

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