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『たちまちの流(ながれ)』衣装大解剖!!

こんにちは!


昨日、無事『たちまちの流(ながれ)』の幕が上がりました~!!

もうほんと、たくさんの方に作品を見ていただけるということで、ドキドキ・ワクワクが止まりません。


さてさて、今回は以前の記事

に引き続き、『たちまちの流(ながれ)』の衣装について。

役者さん一人一人の衣装を徹底大解剖しちゃいます!!!

衣装担当のたかつさんの、イチオシポイントも紹介しちゃいますよ~♡


(以下、役者さんのお名前 【イメージ】を示しています。)



藤原美保 【水】

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イメージは、浅いところを流れる水

水色系・白系の色を中心に、チュールや布を重ね、水が不規則に流れる感じを表現しています。

トップスはシャツを二枚合わせた、おしゃれなデザインです。


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イチオシポイントは、ふわっと広がる清流スカート

ほかにも、清流シャツ泥川スカートと、アイテム一つ一つにお名前がついているそうです~✨



芦谷康介 【闇・煙】

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出演者の中で一番背が高く、そこを生かしたデザイン。

縦にも横にも、広い面を作ることを意識したそうで。

ボトムスは巻きスカートとなっていて、動くと脚が見えるようになっているちょっと変わったデザインです。

また、藍色を使って闇を表現し、サポートとしてグレーを使っているところもこだわりです。


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腕を広げると、ほかの方にはないモモンガの形が分かります。

このシルエットから醸し出される、闇が広がる感じがポイントです。



香川由依 【山・根っこ】

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茶・カーキ・ベージュを中心に、四季を感じるイメージ。

また、お花ゾーン・雪ゾーン・すすきゾーンと、衣装のゾーンが分かれており、雪そでワンピースすすきのはらスカート荒野のスカート雑草カットソーと、それぞれお名前がついています。


ちなみに、前々回の記事でたかつさんが作っていらっしゃったこちらは、

たかつさん家_200110_0001丸

香川さんの髪飾りでした~!!!!!


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ポイントは、足を広げた時のシルエット

立ったり止まったりしているときは山のシルエット、座っているときは根っこのシルエットをイメージ。また、動くときは地震・土砂崩れをイメージしています。

揺れ方が違う布を組み合わせて作られているそうです。



黒木正浩 【風の旅人】

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旅人感を出しつつ、風感を出しつつ、ということでポンチョの衣装。

また、裾をギザギザにすることで、ほかの方との対比を作ったそう。

さらに、衣装の中にも秘密が。

なんと、内側はあたたかいもふもふの毛布になっているそうですよ~!


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イチオシは、キラキラの布と黄緑の布

演出の中谷さんの風のイメージが黄緑だったそうで、ストールで少しだけ主張をしています。

軽い素材のものなので、ゆらゆらと揺れ動きます

後ろ姿にも注目です!



呉 光倩 【種】

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種はエネルギーが凝縮したもの。色々蓄えているということで、袖などがたぷたぷしたシルエットになっています。

また、濃いグレーは種の殻をイメージし、それを脱ぐことによって殻が取れたことを表現しているそう。そして、脱ぐことであらわになる緑のニットは葉っぱを表現していて、衣装の変化で発芽の過程が見て取れるようになっています。

かわいい髪型も注目です!玉ねぎヘアーのまるまるは、種の粒を表現しているそう。


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イチオシは、おしりのポケット

衣装にはパッチワークな感じでポケットがたくさんついていますが、これは養分を貯蔵したり、DNAの引き出しとなったりしているイメージだそうです。

また、前々回の記事でもお伝えしましたが、これらのポケットはほかの役者さんの衣装の生地が使われているそうなので、要チェックですよ~!!!



筒井茄奈子 【硫黄のガス】

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あたたかく、有機的な得体のしれないものというイメージ。

シースルーの素材や軽い素材を上二枚・下二枚、計四着重ねて作られています。

また、硫黄のガスは気体ですが、それはと近いものなので、【水】と同じく、シャツを二枚つなげたものがメインとなっています。


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たかつさん曰く、筒井さんは背が高く手足も長く、とっても動きが映える役者さん。なので、布がつきまとってふわっと動くような衣装のつくりになっているそうです。

また、髪型も横にふわっと広がるものになってます。



仲谷 萌 【鉱石・鉱物】

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複数の組成・いろいろな成分を持ち、得体の知れないものも入っているイメージ。かつ、鉱物の集合体ということで、岩石や隕石に近い要素も取り入れています。

割ると全然違うものが出てくるという特徴から、動きによって見えている印象が変わることを意識して作られたそう。

なので、髪型も片方はボリュームを出し、片方はすっきりとさせたアシンメトリーなもので、二面性を表現しています。


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動きによって見える印象が変わる仕掛けがここにも。

タイダイ染めの生地が、パンツのスリットからちらちらと見えるところがイチオシです。

青~緑色の染めがとってもきれいですね°˖✧



葛井よう子 【沼・粘土・泥】

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同じく水属性なので、シャツをメインとした衣装になっています。

また、今回の作品では劇中で衣装がどんどん変わっていくことが特徴ですが、沼が変化していくことは気づきにくいことなので、下のほうからボタンを外していく小さな変化のギミックとなっているそうです。


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イチオシは、段々のデザインとなっているシャツとスカート!

演出の中谷さんから、くっきりと境目が分かれている感じとのオーダーがあったそうで、上のほうは軽い白、そこからグレー、赤茶、土色と、色が濃くなっていくのがはっきり分かるデザインとなっています。




みなさま、いかがでしたでしょうか~!!??

こんな素敵な衣装たちが登場する『たちまちの流(ながれ)』は、

京都芸術センター フリースペースにて、1月19日(日)まで絶賛上演中です!! 
詳細はこちら↓↓↓

全日、当日券の販売もあります⁂


たかつさんのこだわりがたくさん詰まった衣装を、ぜひぜひ生で見てみてくださいね~♡


それでは、劇場でお待ちしております(*'▽')

舞台衣装が大好きな、おがわがお届けしました!




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