立川散策カードで巡る!街の魅力を再発見する新・観光アイテム
こんにちは!立川なびです。
立川に新たな観光アイテム「立川散策カード」が生まれたのを皆さんはご存じでしょうか?
この秋に立川で行われていたイベントを中心に、配布スポットが増えてきたこのカード。イベント限定カードから施設やお店のカードまで、今後も配布スポットはどんどん増えていく予定だそうです。
今回はこの「立川散策カード」がどのような経緯で生まれ、どんな想いがこめられているのか。
立川観光コンベンション協会の木嶋さんにお話を聞きました。
今回のタチカワル人
立川のあらゆる飲食店を知り尽くす立川マスターといっても過言ではないお方です。現在は立川観光コンベンション協会のプロデューサーとして、立川の発展のために第一線で活躍されています!
立川散策カードが生まれた経緯
立川なび(以下なび):
はじめに、「立川散策カード」が生まれたきっかけ、経緯など教えていただけますか?
木嶋さん:
立川の秋のイベントシーズンに合わせて、観光スポットや研究施設の催しを連動させることで相互のイベントPR効果を高め来街者を増やすことがそもそもの目的でした。
去年はデジタルスタンプラリーの実施をしたのですが、なかなか思ったように参加人数が伸びず。
高齢者の方や、小さなお子様にはハードルが高い部分もあったという振り返りを踏まえ、今回はデジタルではなく、みなさんの手元に残る「カード」という形で企画が始まりました。
デジタルスタンプラリーだと、まずはスマホを持っていて、操作がある程度理解できるというハードルが存在しますが、カードという形なら幅広い世代でどんな人でも手軽に手に取ることができます。
近い形式のプロダクトとして「ダムカード」や、「マンホールカード」といったものも存在するので、わかる人からすればかなり身近なアイテムに感じるのもポイント。
最初こそデジタルではなく、アナログなスタンプラリーも候補として検討しましたが、スタンプ台の設置が必要であったり、継続のしやすさを考慮して、「集めて楽しむカードシリーズ」として立川散策カードが生まれました。
アイデアのきっかけ
木嶋さん:
アイデアのきっかけとしては、コロナ前に友人と沖縄旅行にいった経験から着想を得ました。
沖縄には、「沖縄観光インフラカード」というものがあり、友人に付き合わされてカードを集めるためにいろんな場所に立ち寄ったのですが、カード目的で名前も知らない道の駅に度々立ち寄る機会がありました。
最初こそ「どこだそれ?」と思うところではありましたが、なんだかんだでメジャーどころだけじゃない沖縄の様々なスポットを巡れて楽しむことができた記憶が、今回の立川散策カードのアイデアにつながりました。
こんな人にカードを集めて楽しんでほしい!
なび:
「立川散策カード」を、どのような人に特に楽しんでもらいたいとお考えでしょうか?
木嶋さん:
やっぱり集めるのが好きな人に楽しんでもらいたいなと思っています。
マンホールカードやダムカードっていう、身近なものが世の中にはありますから、それを知ってる人からするとかなり親しみやすいんじゃないかと。
それから、外から立川に観光にきた人はもちろんですが、市民の皆さんに立川の知らないことをもっと知ってもらったり、新たな魅力の発見を楽しんでもらいたいです。
例えば、市内にお住まいのご家族でもぜひ。
お子さんはやっぱりなにかもらえると嬉しいと思うんですよね。立川散策カードは、対象のスポットに立ち寄るだけでもらえて、集められて、しかも無料なので。パパさんママさんからしても嬉しいのではないでしょうか。
スポットだけではなく、対象のイベントでも配布しているので、そのイベント当日限定でもらえるものもあります。
カードをもらった場所が、未来にはなくなっているかもしれない。歴史を感じられるカードになるかもですよね。
あとは周年記念の限定レアカードなんかも出てくるかもしれない。
長くこのアイテムが続けば続くほど、楽しめる要素がどんどん増えていくと思います。
なび:
今のうちに集めると、まちがいなく先駆者になれますね!
わかる人にはワカル要素満載のデザイン
なび:
カードのデザインには、どのようなこだわりなどがありますか?
木嶋さん:
カードデザインについては、表面は立川のスポットが魅力的に映るようダイナミックに写真やイラストを配置しています。ジャンルごとに色分けがされており、黄色はカルチャー、緑は自然、オレンジはグルメ…といった感じでさまざまな色があります。
裏面にはそのイベント、スポットにまつわる豆知識や地図も描かれています。
なのでいつでも見返すたびにどんなスポットなのか、どこにあるのかがわかるんです。QRコードもついているので、また訪れたくなった時にすぐに最新情報も手に入ります。
それから小さなこだわりで、実は裏面左下には番号が振ってあります。
001は一番最初に印刷されたロットのカードということです。マニアの中にはそれを持っておきたい人もいるんですよね。
なび:
わかる人にはわかるような要素が、ひっそりしっかり盛り込まれているんですね!
さいごに
というわけで、今回は木嶋さんに「立川散策カード」の生まれたきっかけ、込められた思い、楽しみ方など隅から隅までお話しをお聞かせいただきました。
いろんな生活スタイルの人が楽しめる、立川の歴史を刻んでいくようなアイテムになっていきそうな予感がします。
今後の展開や、進展があればまたぜひお話しを聞ければと思います。
木嶋さん、貴重なお話しありがとうございました!