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もう少しリワークセンターにいる覚悟

【11月7日(火)】リワークデー
リワークセンター12:00~15:00通所
集団プログラムは腹痛のため不参加
本音ノートの記入

【11月8日(水)】ハローワーク・リワークデー
9:30ハローワーク失業認定
 
 公開求人票ファイルで良い求人を見つける。その場でリワークセンターに電話し、応募したい求人があり相談したいと伝える。もともと午後から通所の予定だったが、午前中の方がスタッフさんの手が空いているとのことで、11:30~15:00通所に変更。
11:30スタッフTさん、Bさんと話す
13:00集団プログラムに参加
14:00スタッフOさんと急遽面談

【11月9日(木)】リワークデー
リワークセンター10:00~15:00通所
午前中:30日ワーク25、eラーニング「コールセンターのクレーム対応」
    スタッフMさんと急遽面談、スタッフKさんと面談
午後:集団プログラム「ディスクゴルフ」

【11月10日(金)】休日
求人検索
バイト先に電話し、今月で退職したいと伝え、承諾される

【11月11日(土)】休日
本音ノート受け渡し用ファイルの作成
ジムのおうちプランで運動、ヨガ

【11月12日(日)】バイトデー
心理学が専門の友人二人に連絡する
ヘアカラー専門店に初めて行く
14:00-17:30出勤

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 前回の記事以降の活動をまとめてみた。ハローワークで見つけた求人について補足しておきたい。この求人は、週3~5回で時間はフルタイム、就業場所もバスで10分で行けるというものだった。仕事内容は、コールセンターの通話履歴の入力だ。
 私はゆくゆくは在宅のコールセンターで働きたいと思っている。しかし、以前スタッフDさんに「在宅だと、隣の人に気軽に質問するとかできないですよ」と言われ、その通りだと思い、まずは普通のコールセンターで働いてみようと考えた。
 そして、今回の求人は、さらにその前段階としてちょうどいいと思ったのだ。障害者用の求人だった。私は精神障害者手帳を持っている。最初は無理なく働き始めたい。
 ところがリワークセンターのスタッフさんたちの反応は必ずしも芳しくなかった。以下に詳細をまとめる。

①スタッフTさんと話す
 スタッフTさんは先月から加わった新しいスタッフさんである。二十代後半くらいの女性で、前職は婚活コンサルタントである。リワークセンターに着くと、訓練生が多く混んでいて、スタッフさんたちも何やら忙しそうな中、まずTさんが私の席に駆け寄ってきた。上記の説明をTさんにしたところ、「誰も反対する人はいないと思います」と言った。若い新任のスタッフさんなので私は真に受けなかったが、応援してくれる気持ちは嬉しかった。私としてはスタッフさんたちに説明するための練習ができたのでそれも良かった。

スタッフBさんと話す
 
Tさんが去った後、今度はBさんが近づいてきた。Bさんは四十代くらいの男性で、キャリアは知らないがある程度のベテラン感のある人だ。Bさんはまず、就業期間が四か月しかないことを指摘した。私はそれに気づいていなかったので助かった。Bさんは、①3月からの仕事を見つけるための就職活動の時間が取れるのか、②リワークセンターと今やっているバイトと新しい仕事とを全てこなせるのか、こなせない場合は何を削るのか、と聞かれた。私は①には明確な返答ができなかったが、②についてはリワークを卒業するか今やっているバイトを辞めると答えた。
 Bさんは、「お仕事を長く続けるための対策が取れていない状態でお仕事を始めると、体調を崩される可能性もありますよね」と言った。私は「そうですね」と答えた。応援してもらえないことが悲しかった。Bさんは、「応募はしないでください。色々なスタッフと相談してからにしてください」と言った。

③スタッフOさんと急遽面談
 
Bさんと話した後、私はすぐにOさんとの面談のアポを取った。二時間後である。Oさんは三十代女性、プロフェッショナル感のある人である。私はまず、Bさんの「仕事を長く続けるための対策が取れていない」という言葉に引っかかっていることを話した。ジムのおうちプラン、本音ノートなど、心身の管理の対策を取っている、と。そして、働いていない状態に耐えられないことと、ある事情(墓場まで持って行こうと思ったが、話さないとわかってもらえそうにない)でリワークセンターの通所が苦痛であることも話した。Oさんは何とも返答しかねる様子だった。30日ワークとクライシスプランは少なくともやってから卒業した方が良さそうだという話になった。

④スタッフMさんと急遽面談
 
前日、Mさんとの面談のアポを取っておいた。Mさんは三十代の女性である。私は①~③を説明した。Mさんは、私が「コールセンターの通話履歴の入力業務→コールセンター業務→在宅コールセンター業務」というステップをしっかり考えていることは評価してくれたが、振り返りのワークがまだ充分でない、考え方のくせの根っこの部分を知ってから卒業してほしい、と言った。
 私は「これを達成したら卒業していい」というような具体的な目標を四つくらい立てたいと話した。例えば、①8:45-15:00通所を週四回、四週間続ける、②本音ノートでコラム法を用い、A4一枚を八回提出してコメントをもらう、③ハローワークの求人に応募する場合、四か月のうちにどういう状況になったら向いていないと判断するのか。何日あるいは何週間眠れなくなったら辞めるか、など。そして今、コラム法をOさんからしか学んでいないが、OさんからMさんとKさんも専門知識があると聞いたので、MさんやKさんとも何らかの形でアウトプットを見てもらう時間を持ちたいと話した。

⑤スタッフKさんと面談(週一回の面談としてもともと決まっていたもの)
 
Kさんは二十代後半の女性である。①~④について話すと、Kさんは「本音ノートを私やMさんも見るというのはできると思います」「急に週3回フルタイムの仕事を増やすのではなく、今されているバイトの代わりに、週1回だけコールセンター関係のお仕事をされるのはどうですか」と言われた。

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 以上がリワークセンターのスタッフさんたちの反応である。応援してもらえないのが悲しかった。だが⑤のスタッフKさんの意見は妥当であり折衷案であるような気がした。
 しかし、一応検索はしてみたが、週1回のオフィスワークのバイトなどそうそうないのである。週3回4時間からというのが関の山だ。それもどんどん時間を増やされるに決まっている。
 自分では働ける準備が整っている、ちょうどいい求人を見つけたと思っていても、客観的に見れば振り返りのワークが不十分であるというのなら、それに従うしかないだろうと思った。

 私は中途半端なことは嫌いだ。翌日の朝、今のバイト先の店長に電話し、今月中で退職したい旨を伝えた。家庭の事情とだけ言った。そしてスタッフMさんとKさんに本音ノートをがっつり見てもらいコメントをもらうべく、コピーしたものを受け渡しするためのファイル(蓋つき、透けない)を100円ショップで買い、ページ数や提出日や返却日を書いて往復の実績を見せられるように表を作って貼り付けた。
 そして付き合いの浅いスタッフさんたちでは100%信頼できないので、今後に希望を持つために意見をもらうべく、心理学が専門の友人二人に連絡を取った。二人のうち一人から非常に丁寧な返事をもらった。改めて私とその二人の共通点が探究心であることを認識し、感謝しつつ、希望がわいてきた。
 最後の詰めとして、髪を染めに行った。油断するとすぐに就活したくなるので、リワークセンターに集中するため、自分をリワークセンターに縛り付けておくためである。就活できないくらいの色に染めてしまったら、視覚的にもわかりやすいし、観念せざるを得ない。

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 かくして私は、応援してもらえない悲しさを湛えつつ(長期的に見て最善のサポートをしようとしてくれていることは、もちろん頭では重々承知している)、もう少しリワークセンターにいる覚悟を決めたのである。


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