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デザインフェスタに初出展した話

気になってたイベントだった

2023年5月20日(土)と21日(日)に東京ビッグサイト西館と南館で開催された、デザインフェスタ(略して「デザフェス」)の20日の方にSスペースで参加しました。
メインの頒布物は「ウッドバーニング作品」。

ウッドバーニングとは

シナベニヤなどの木材に電熱ペンを使って絵を描く(焼く)もので、今回は焼いたものに色付きニスを塗っています。
作品によっては色鉛筆やポスターカラーなどで着彩をすることも。

イベントの下調べ

参加に先立ち、過去の様子をググって展示の様子を調べたり、講師時代の教え子でデザフェス参加10年という大先輩エリゴンちゃんに、デザフェスについてアレコレを聞いてみました。

当初、彼女がやってるように2日間参加した方がいいのかな? とか、SスペースではなくMスペースがいい? など迷っていたので尋ねたところ「初めてなら1日参加でSスペースが良い」とのことだったのでそれで申し込みました。結果、費用や体力面など諸々で「大正解だった!」と痛感。
サークル数は6500と過去最多らしいうえ、来場者の数(※)が半端なく多くて、1日参加だけでも物凄く疲れましたので…!
翌日の日曜は使い物にならず、月曜の午後からようやく「…仕事をしなきゃ」と動けるようになった、みたいな。
(※)2022年5月のときの来場者数は、2日間合わせて約6万人だそうです!
ひえぇ💦

15時過ぎて、ようやく人が減り始めた感じ(それでもこの密度)

ビッグサイトでのイベントは「ゲームマーケット」で何度も参加していたものの、来場者数が下手したら桁違いくらいでは? という体感でした。
通路で身動きが取れなくなるというイベントは、コミケを東京流通センター(TRC)でやっていた1987年に体験したくらいなので。

ゲームマーケットとデザフェスの大きな違い

◆堀場工房の名前を全く知られていない
←ゲームマーケットは、ゲームデザイナー・ミリタリーライターをしている夫のネームバリューがあったので初参加からファンがいて、売り上げも上々だった。
◆スペースが想像以上に狭かった
←90 cm×180cmとは知ってて什器も含めシミュレーションしていたものの、畳1枚の中に「全てが」収まるようにしないと…だったので、ギュウギュウな感じ。
ゲームマーケットは机1台分のスペースで申し込んでいても、後ろのサークルとは在庫の段ボールや荷物を、それぞれが背面に置けるくらい余裕があるのに、デザフェスの場合は背面のサークルさんとは文字通り「背中合わせ」状態。
スペースから外に出るとき用の通路も、180cmの中から確保しておかないといけない。
◆値段の高いものは売れない
ゲームマーケットの頒布物は3,000円くらいでも「ま、妥当よね」という額ですが(私だけ?)、デザフェスは「うーん、ちょっと高いかも~」とお財布の紐が閉まる気が。
←ファンやリピーターさんが付いてくれれば期待できるかも。
一番売れたのは500円の合皮コースターと300円のクリップ。
商品と値段設定などについては、エリゴン先輩がスペースに遊びに来てくれたとき
「高いものがあってもいいけど、いろいろな価格帯(高い・お手頃・安い)で刻んだものを用意したほうが良いし、次への購入意欲にも繋がる」と教えていただいたので、次回以降はそれを実践しようと思いました。

桐の小箱にウッドバーニングをしたもの。これは3,000円。

今回は12,000円・10,000円(絵・トップ画像のものに額装をしてます)/4,000円・3,000円(桐の小箱)/1500円(突発性難聴バッジ)/500円(合皮コースター)/300円(猫の手クリップ)/100円(ポストカード)というラインナップでした。

額装して約20cm四方
黒猫&ハチワレ猫の木製「猫の手クリップ」
合皮コースターその1
合皮コースターその2
合皮コースターその3
ポストカード5種
突発性難聴バッジ(右/左)。私は発症してから右が聞こえにくい時があって作りました。

ちなみにコースターとポストカード以外は全て手書き(手焼き)の1点ものです。

…ということで次回は上記の在庫に加えて、新作の絵をコースターにしたものと、1,000円・2,000円の額装手書きイラストや、1,000円~1,500円くらいで額にバーニングしたものを持って行こうかと~。
◆世界観が大事
ゲームマーケットはディスプレイも工夫してましたが、デザフェスを事前に研究していて分かったことは「世界観の大切さ」でした。
グッズなど、オリジナルキャラがあるところは特にですが、その人が何を売ろうとしていて、いかにそれをパッと見で表現できているか…で、お客さんは足を止めるんだろうなあ、みたいな。
そういった意味で私は「森の屋台」というイメージで画像のようなものを組んだ次第です。耐火性の人工芝も敷いたりして。

全体図
ひょっこり
横のスペースも有効利用。お客さんが来たら横から出てました。


自分的には80点の出来栄えで、列の端っこのスペースだったので横まで目一杯使えてラッキーでした。
でも次回は真ん中のスペースを想定しつつ「画廊」というイメージで背面と横面も使うように、展示の仕方を変える予定です。
◆ライブコマース/万引き問題がある
ライブコマース(※)は話に聞いたことはあったのですが、ミニチュアのジオラマフィギュアを売っていた、お隣のサークルさんがその被害にあってました。
(※)ライブコマース
本来のものとは違って、デザフェスでは「1個ずつスマホで動画撮影しつつ相手へ説明を伝える+大量にそれをやるので、他のお客さんの邪魔になる。大量に買うので売上はあるけど転売目的。ダメ・禁止・NOと伝えても言葉が分からないフリをしたり(言葉から中国の人と思われ)、うなずくだけで止めない」でした。

万引きは、テーブルの上に並べられた商品を通りすがりに…というのが多いようです。
細かい作品が多く通行人も多いのでワンオペでは特に、2人で接客していても目が行き届かなくなってしまうから…と思うものの、犯罪ですよ!?
◆一目惚れ危険
「現金で〇円まで」と予算を決めて臨んだものの、通りすがりに作品と目が合って離せなくなったものや、一目惚れしてしまったものはお迎えしてしまいました。
キャッシュレス決済をしているサークルさんもあるので、お財布の紐をキツく締めていかないと大変なことになるかと。

まとめ

売り上げは、参加費(スペース代・駐車場代)と高速道路代は回収できた? というくらいでしたが、なんやかんや言って楽しかったので、次回のデザフェス58(2023年11月11日(土)・12日(日))にも「堀場工房」で、土曜日の方でサークル参加します。
まだ先の話になりますが、会場に来られるかたは堀場工房にお立ち寄りくださいませ~!

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