【中小企業診断士試験】令和5年度試験委員

令和5年の試験委員が発表となりました。
基本委員は変更なしで、出題委員に変更がありました。
今回は7名が退任、7名が新任となりました。
企業経営理論を中心に変更がありました。
結論からお伝えすると試験委員が変わったとしても特段何か対策できるわけではないので、受験生の皆さまは通常通り過去問演習を行ってください。

1.退任と新任
【退任】
斎藤 文(生産管理)
齋藤 正章 先生(財務会計)
加藤 俊彦 先生(経営戦略・組織論)
高橋 徳行 先生(アントレプレナーシップ)
桑田 耕太郎 先生(組織論)
飯田 幸裕 先生(経済学)
佐合 俊彦 先生(弁護士)
【新任】
稲田 周平 先生(生産管理)
梅澤 俊浩 先生(財務会計)
佐々木圭吾 先生(経営戦略・組織論)
佐々木将人 先生(経営戦略・組織論)
高尾 義明 先生(組織論)
野村 容康 先生(経済学)
西川 喜裕 先生(弁護士)

2.科目への影響
最も変更が多かったのは、企業経営理論です。
出題が続いていたアントレプレナーシップ関連(ティモンズモデルやサラスバシーのエフェクチュエーションなど)は薄くなるかもしれません。
『組織論』の桑田耕太郎先生が退任となっていますが、高尾義明先生は桑田先生との共著や共訳もあり、それほど影響はないと感じています。
佐々木圭吾先生、佐々木将人先生は著書も多数出ており、早速対策を行いたいと思います。

運営管理は、生産管理で斎藤文先生と稲田周平先生が入れ替わりになると推測しています。稲田周平先生は、H24~H30まで出題委員を担当しておられましたので、こちらも影響はないと感じています。

個人的に影響が読めないのは事例Ⅳです。
近年の事例Ⅳは齋藤正章先生の色が強く反映されていると感じていましたので、個人的には影響が気になります

3.今後の対策
繰り返しにはなりますが、試験委員対策をしていただく必要は一切ありません。それよりも、過去問分析を行いながら出題論点を整理していただくことが大切です。
試験委員対策を踏まえて重要と感じた点は、講義内容に反映しておりますので、気になる方は直前対策講座や道場を是非ご活用ください。

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