2次試験に勝つためのマイポリシー

皆さん、こんにちは。
LEC専任講師の立花です。

今回は2次試験を攻略するために重要なポイントをお伝えします。

公式解答が公表されない2次試験では、何をしてよいかわからないとお悩みの方も多いと思います。
ただ、それはご自身だけでなく、周りの受験生も全く同じ状況です。
そのような中で「何を自身のポリシーとするか」が、学習の質や当日の対応力を左右します。

私が大切にしている「勝つためのポリシー」は下記の3点です。

①圧倒的な実力で合格すること
②どんな問題がきても負けない柔軟性を身に付けること
③脳みそから血が出るレベルで「読む・考える・書く」訓練を積むこと


①圧倒的な実力で合格すること

私は2次試験に一度落ちています。

以下、私の受験歴です。
2013年 BABB(220点)
2014年 AAAA(270点)

私も初受験の時は、1次試験合格後に何をしたらよいかわからない状況でした。
その時に私が実施したのはネットで攻略テクニックを探し集めることでした。
特に下記のような内容が多かったと記憶しています。(今でもよくありますね)

・本試験は半分取れれば合格
・キーワードを沢山埋めることがローリスク
・この切り口で書けば大丈夫

共通するのは「そこそこの答案を書きましょう」ということであり、心理的ハードルが低いことから共感していました。
一方で、そのような対応で本質部分に迫ることはできず、B止まりという結果でした。

この試験Bでは意味がありません。
Bで落ちようがDで落ちようが悔しさは一緒です。
Aじゃなきゃダメなんです。

だからこそ、まず「圧倒的な実力で合格する」ことを目指すのが大切です。


②どんな問題がきても負けない柔軟性を身に付けること

A評価を得るために必要なのは、100点を取ることでも60点を取ることでもありません。

2次試験は相対評価と俗に言われることがある通り、「他の人と比べて」良い点数であることが大切です。
そのため、「周りが50点であれば自分は55点取る」、「周りが30点であれば自分は35点取る」ことが必要です。

その差を生み出すものは「作問者の意図に沿った解答が書けるかどうか」となります。
初学者であれ、受験経験者であれ、本試験では必ず「何を書いたら良いかわからない」という状況に陥ります。
これは講師である私が初見問題を解くときも同じ状況になります。

よって、「何を書いたら良いかわからない」ということが問題ではなく、「その時どう対応するか」が勝負を分けます。
弱い人は、テクニック・解答パターン・一般論・アイデアに逃げます。
強い人は、作問者の意図をギリギリまで汲み取りながら解答を作成します。

では、作問者の意図を掴むためには何が必要なのか?
作問者は、全体のストーリーを構成したうえで、設問や与件文を作成します。
よって、「何を書いたら良いかわからない」という問題に直面した時は、事例のストーリー与件の根拠に着目することが大切です。

事例のストーリーや与件をベースに解答を構成する力を付けることで、「どんな問題がきても負けない柔軟性」が身に付きます。


③脳みそから血が出るレベルで「読む・考える・書く」訓練を積むこと

実力は書き方に表れます。

2次試験は論理的に「読み・考え・書く」能力が試される試験です。
特に、「論理的に書くこと」にはこだわりを持ちましょう。
なぜならば、その人が論理的に読み・考えることができているかどうかは、書いたいる内容に具現化するからです。

論理的に書くことができない人は、論理的に読み・考えることができているはずがありません。
論理的に読み・考えることができない人は、与件文や設問の重要な根拠を汲み取れるわけがありません。
与件文や設問の重要な根拠を汲み取れない人は、作問者の意図に沿った解答が書けません。

つまり論理的に書くことができない人は、相対評価といわれる2次試験で大きく劣勢となります。

それであれば、妥協せず地道に論理的に書く訓練を積みましょう。
過去問を解いた後に、もう一度論理的な文章で自分が思うベスト答案を作成してください。
そこから、書き写しでもいいので繰り返し書く練習をしましょう。
「何が、どうして、どうなる」というリズムが脳内に刻み込まれるレベルまで実施していただきたいと思います。

ライバルのほとんどは「とにかくキーワードを沢山詰め込みたい」というスタンスでいると感じています。
そのような競争環境であれば、上位18%に入ることはそれほど厳しい競争ではないでしょう。


以上、2次試験に勝つためのベクトルの定め方をお伝えしました。
このようなコンセプトのもと、圧倒的な実力を身に付けるためのオリジナル道場を企画しています。

『2次専用知識&事例別攻略フロー』修得道場

「相手を知る」、「事例の全体像を捉える」ために必要な、2次専用知識と事例別の攻略フローについて解説します。(※事例Ⅰ~Ⅲ)
過去全事例および試験委員の著作や論文を分析し、2次試験で問われる知識と事例別のストーリーを理解していただきます。
知識不足や着眼点の不安がなくなり、80分の限られた時間で最も得点につながりやすい答案作成力を鍛え上げます。

『与件ベース思考』修得道場

与件の根拠をもとに論理的に解答を導くことで、どのような問題がきても負けない解答プロセスを学習します。
また、各事例において絶対に読み落としてはいけない着眼点を身に付けることで、得点すべき問題を確実に攻略する視野を身に付けます。
さらに、事例Ⅳで最低限必要な知識を整理し、復習用問題を解くことで計算問題への苦手意識を払拭します。
☝️2022/9/23(祝)
  教室講義実施(水道橋本校)
  zoom配信あり
  10:00〜17:00

『表現力』養成道場

単なる書き方にとどまらず、書くことを起点に「読む・考える・書く」力をブラッシュアップすることを目指します。
絶対にやってはいけない「そこそこの答案」の解答パターンについても解説することで、自身の書き方のクセを見直すキッカケにもなります。
演習形式で進める道場のため、成長をその場で実感していただける内容となっています。
☝️2022/10/8(土)
  教室講義実施(水道橋本校)
  zoom配信あり
  10:00〜17:00

【お得なセットプラン】
①道場フルセット
②「与件ベース」+「表現力」セット 👈オススメ

これらの3つの道場ですが、それぞれ6時間とかなりハードな内容にしています。
なので、「簡単なテクニック教えてください」という方の期待には応えられません。

反対に、「後悔なくやり切りたい!」という方のご参加をお待ちしています。
年に一度の大勝負、「圧倒的な実力で」合格を勝ち取りましょう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?