【中小企業診断士試験】令和4年度試験委員

令和4年の試験委員が発表となりました。
今回は3名が退任、4名が新任となりました。
大幅に入れ替えがあった昨年と比較して、若干の入れ替えとなっています。
結論からお伝えすると試験全体への影響は小さいと予想でき、受験生の皆さまは通常通り過去問演習を行ってください。

1.退任と新任
【退任】
伊呂原 隆 先生(生産管理)
大鹿 智基 先生(管理会計)
鶴見 裕之 先生(マーケティング)
【新任】
石崎 徹 先生(マーケティング)
大久保 寛基 先生(生産管理)
丹下 英明 先生(中小企業論)
細海 昌一郎 先生(管理会計)

2.科目への影響
科目的に影響がありそうなのは、運営管理と財務・会計です。
伊呂原先生は、生産管理の前半部分(工場レイアウトや生産計画)を担当していたと予想され、大久保先生に入れ替わる形になると思います。
生産管理はJISの定義に基づいて出題されるので、過去問演習中心の対策で問題ありません。

鶴見先生は運営管理の後半部分(POSデータ分析、インストア・マーチャンダイジング)を担当していた先生と予想され、石崎先生に入れ替わる形になると思います。あるいは、企業経営理論のブランド論や広告論まで範囲としていたかもしれません。
近年、マーケティングの出題内容がひと癖ありますが、こちらも過去問演習中心で問題ありません。

大鹿先生は企業価値評価などが研究分野であり、細野先生に入れ替わる形になると予想されます。こちらも特段対策は必要ありません。

丹下先生は、中小企業論を研究分野としており、法政大学の大学院でも教壇に立たれています。法政大学大学院と言えば、以前は基本委員の小川先生も在籍されてました。
今後どのような形で関与されるのか、注目して分析したいと思います。

3.今後の対策
繰り返しにはなりますが、試験委員対策をしていただく必要は一切ありません。それよりも、過去問分析を行いながら出題論点を整理していただくことが大切です。
試験委員対策を踏まえて重要と感じた点は、講義内容に反映しておりますので、気になる方は直前対策講座や道場を是非ご活用ください。

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