【那覇地区出題予想】企業経営理論②(組織論)

組織論の予想論点

・戦略と組織
・動機づけの期待理論
・コンフリクト



戦略と組織攻略のポイント

戦略と組織形態には密接な関係があります。
例えば、下記のような戦略を取ると、それに従って適した組織形態に移行していきます。
①垂直統合
 分業単位の川上や川下に進出すること(製造だけでなく販売も行うなど)
 ⇒機能別組織が適する
②関連多角化
 関連する事業に進出すること(部品製造から医療品に進出するなど)
 ⇒事業部制組織が適する
③非関連多角化
 既存と関連の薄い事業に進出すること(製造業が娯楽事業を営むなど)
 ⇒持株会社が適する(非関連事業の買収)

戦略と組織厳選過去問

・令和4年度第13問
・令和3年度第15問
・令和2年度第17問


動機づけの期待理論攻略のポイント

動機づけの期待理論とは、人間の動機づけのメカニズムを提唱した理論です。主に、ブルームの期待理論をベースに様々な理論に展開されています。

<期待理論>
・期待:努力が成果に結びつく度合い
・道具性:成果が報酬に結びつく可能性
・誘意性:報酬の魅力
つまり、達成可能性が見込め、成果が報酬に連動し、報酬の魅力が高い場合、人間の行動が動機づけられるとしています。

これらを高めるためには、下記を整備することが有効になります。
期待:研修や支援
道具性:評価制度やキャリアパス
誘意性:面談やフィードバック(各人がどのような報酬に魅力を感じるのか)

動機づけの期待理論厳選過去問

・令和4年度第16問
・令和2年度第19問
・平成29年度第16問


コンフリクト攻略のポイント

コンフリクトとは、個人や集団の間に発生する対立や軋轢などのことを指します。
コンフリクトの発生要因に以下があります。

①資源の希少性
予算や人員など限られた資源の配分を巡って対立が起こります。
対策例:スラック資源(余裕資源)の確保
②自律性の確保
各人が自律を求めるためにパワーゲームが生じます。
対策例:役割や権限の明確化
③意図関心の分岐
相互依存関係にある集団間で共通目的がなく対立が生じます。
対策例:共通目的の設定と浸透

コンフリクト厳選過去問

・令和3年度第19問
・令和元年度第15問

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