【運営管理】実力チェック問題10問

Q1~10まで適切な文章には〇を、不適切な文章には×で回答してください。


Q1 PQCDSME

度数率とは、労働災害の重さを表す指標である。




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正解:×

度数率は、労働災害の頻度を表す指標です。
重さを表すのは強度率です。
度数率:
労災発生回数÷延労働時間
強度率:
労働損失日数÷延労働時間

両者の違いは分子です。
度数率は、全治1日の切傷も全治20日の脱臼も同じ「1」とカウント(1+1=2)しますが、強度率は「1」と「20」となり(1+20=21)、重い労災である脱臼を含む強度率の方が大きくなります。




Q2 生産管理方式

追番管理方式とは、製品の製造ごとに累計製造番号で管理する方式であり、主に個別生産で用いられる。



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正解:×

主に連続生産で用いられるので誤りです。
追番管理方式は製造ごとに1番、2番と累計製造番号を付与する管理方式で、進捗管理や現品管理が行いやすくなります。
似た言葉に、製番管理方式がありこちらが主に個別生産で用いられます
追番管理と製番管理、内容は全く異なりますので区別して整理しましょう。




Q3 工場レイアウト

DI分析とは、職場間の運搬距離と運搬重量によって、レイアウトの合理性を検討するものである。



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正解:×

運搬重量ではなく運搬頻度であるため誤りです。
DI分析は「Distance:距離」「Intensity:関係強度」の観点から、職場間のレイアウト配置の合理性を分析する手法です。
関係強度という言葉が小難しいですが、主に運搬頻度で把握します。フロムトゥチャートの職場間の運搬回数をイメージしていただくとわかりやすいと思います。
2つの職場間で運搬頻度が多いのに距離が遠い場合は良いレイアウトとはいえません。反対に、運搬頻度が少ないのに、近くに配置するのも優先度は低くなります。
なので、両者のバランスの観点から最適なレイアウトを検討します。




Q4 時間研究

PTS法は、人や機械の作業時間の算出に用いられる間接測定法であり、レイティングは不要となる。



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正解:×

機械の作業時間の算出には用いることができないので誤りです。
PTS法とは、あらかじめ決められた時間値を、作業条件に応じて積み上げることで正味時間を求める方法です。
その他に、
「対象者の作業を直接測定しない」
「レイティングは不要」
という点が特色で問われやすいポイントです。





Q5 設備管理

予知保全体制を確立することで、定期保全の保全周期は短くすることができる。



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正解:×

保全周期は長くすることができるため誤りです。
定期保全は、1日に1回などと保全周期を決めて行う保全活動ですが、多頻度であればあるほどコストがかかります。
一方、予知保全は故障の前兆を検知した場合に行う保全活動です。過去の故障実績などをもとに故障の前兆を検知できるようになれば、1日1回など多頻度で行わなくとも(保全周期を長くしても)、故障を未然に防ぐ(予防保全)ことができます。




Q6 立地適正化計画

立地適正化計画区域は原則、市街化区域全域となり、居住誘導区域内に都市機能誘導区域を定めることができる。



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正解:×

立地適正化計画は都市計画区域全域となるため誤りです。
居住誘導区域内に都市計画区域が定められるという点は正しいです。

※柏市役所HPより引用




Q7 大規模小売店舗立地法

床面積1,000平方メートルを超えるドラッグストアは大規模小売店舗立地法の対象となる。



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正解:×

床面積ではなく、「店舗面積」です。
店舗面積とは、小売の用に供する売場の面積のことで、売場やショーウィンドウなどが対象となります。
一方で、階段や売場間通路、バックヤードなどは店舗面積の対象になりません。




Q8 景品表示法

景品表示法では、自社の商品やサービスの品質が、実際よりも優れていると偽って宣伝することを、有利誤認表示として規制している。



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正解:×

有利誤認表示ではなく、優良誤認表示であるため誤りです。
景品表示法では、実際よりも、あるいは大差がないのに競争業者よりも著しく良いと誤認させる表示を規制しています。
有利誤認表示:
価格または取引条件
優良誤認表示:
品質、規格など




Q9 物流機能

荷物を荷役に適した単位にまとめることをユニットロードといい、積載効率や輸送効率の向上につながる。



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正解:×

積載効率は低下しやすいため誤りです。
ユニットロードは荷物を荷役に適した単位にまとめるという点は正しく、輸送効率は高まります。
一方で、荷姿が大きくなる分、細かなスペースを有効活用できず、積載効率は低下しやすいという欠点があります。




Q10 ロジスティクス

3PLとは、発荷主でも着荷主でもない外部の企業に輸送業務を委託することである。



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正解:×

輸送業務を委託するという点が誤りです。
3PLは単なる輸送業務だけでなく、保管や荷役なども含めた物流業務全般を外部の企業に包括的に委託することを指します。
細かい論点ですが、過去に問われているのでご注意を。


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