儚さを楽しむ。

漫画が好きだと言うと、一番は何か？と聞かれる。会話を広げる常套手段だ。

相手がそれ程真剣に聞いてきているわけではないのはわかっているが、それでも困ってしまうのがこの手の質問。本音を答えるか、会話が広がりそうな一番を答えるか……。そもそも一番って何？スポーツ漫画？ギャグ漫画？少年漫画？完結作品？多くの作品を読んでいると多種多様の一番を発見するから難しいんだよ！

最近挙げる事が多いのは『BLUE GIANT』という作品だ。素晴らしく面白い。連載中なので目に触れる機会が完結済みの作品よりも多い。お勧めしたいし、幸せのお裾分けをしたい。直向きな主人公に胸を打たれる事間違いなしと言っても過言ではない。

最近生活に張り合いが無い。生活自体は上手くいっていると思う。二月から同棲を初めた。今は金は無いが幸せはある。個人の問題だ。二人だから解決出来る事と一人だから解決出来る事がある。これは後者の話。

『NEW GAME』『HUNTER X HUNTER』『BLUE GIANT』『STEEL BALL RUN』等を読み、私も頑張ろうか。と思ったのだ。

以前小説を書き、文芸賞に応募したが落選した。初めて書いた作品だから受賞は無いだろうな～とは思っていた。受賞出来なかった事の悔しさよりも中身の是非はともかく小説と呼べなくもない物を作る事が出来た喜びが勝っていた。

人が抱く夢は儚いのだ。この漢字が一番美しいのではないだろうか。桜にしろ蜉蝣にしろ儚きものは全て美しい。儚き事に悲しみを覚え敬遠していたが、歳を重ねた今ならば楽しむ事が出来る。

合間を見て少しずつ書いていこうと思う。前回は受賞したいという願望があったので応募要項に合わせた部分があったが、今回は私自身が満足出来る事が目標だ。さーて考えるぞーい。