影山飛雄逆行二次創作感想

影人(かげひと)様の描かれた影山の逆行ものがとてもおもしろい。二次創作の感想をこのようなnoteに書くのはとても珍しく、そういう気にさせるぐらいに、二次創作者の熱い思いが秘められてるのだと思う。

→本編リンク


軽く感想
・原作が綺麗な物語として描かれてるのに対して、二次創作では容赦なく不穏なテイストに仕上がっており、そのコントラストが印象深く残る。
・投稿間隔が長いと作品の記憶そのものを忘れることが多いが、この二次創作は太陽を見た後の瞼に残る残像の如く、記憶にこびりつき、時折見返すモチベーションが湧いてくる。

今後の展開の予想
・影山は、いずれ逆行してることが誰かにバレると予想。
・圧倒的な影山の光によって、ぶちのめされた及川さんは高校卒業後はバレーを辞めると思う。近隣県の大学に進学したあと、結局地元に戻りたくなって、地元にUターンして公務員か会社員になってそう。
・春高で菅さんは受験勉強に専念するために部活辞めると予想。周りも特に止めない(これが1番きつそう)。
・青城のバレー部は及川さんの影響が強く、引退後もそれが受け継がれてくのが正規ルートだが、及川さんは高校卒業後バレーと決別してしまうし、及川さんの代の部の雰囲気もお通夜みたいな感じになりそう。矢巾の代が3年になったら逆に雰囲気がガラリと変わってそう。悪い方向ではなく、平凡な方向で。部員内では、及川さんは単なる去年主将やってた人ぐらいの認識で流され、代替わりしたら及川さんの影は全く無くなっている。誰も及川さんに特に興味がない。中堅校として無難にこなす部活になってると思う。
・国見と金田一に関しては、バレーにしぶとく関わって生きていくと思う。と言っても青城バレー部は中堅校として活動して3年までの活動を終える。大学では体育会バレー部に入る。部活に入った目的は就活のため。会社員になってからは仕事が多忙でバレーなんかする暇なく、いつの間にか運動能力も衰えていた。30代半ばで危機感を感じてバレーを再開する。バレーする目的は体力維持のため。原作とは違い、バレーは続けているが、目的が次から次へと変わっていってる。

独り言
・個人的に、夢のような成功とは程遠い「現実って結局こんなもんだよね」みたいな心象に親近感が湧く。結果的に影山の方も失敗して、関係者全員がなんだかんだ平凡な道に歩む人生を見てみたい。そういう逆行ルートを書いてみようかな。まあ、そんな物語、面白くもないから誰も読みたくないと思うが。
・及川さんが逆にプライド拗らせておかしなことになっていくのも可能性としてアリだが、みっともないだろうなと思う。逆行してるのに気づいたとき、気づく前よりも性格に悪影響与えるかもしれない。気づく前だったら、影山の凄さに圧倒されるだけだが、知ってしまうと「逆行してなかったら俺の方が勝てた」とか思ってそう。その状況で及川さんがプロになったとしても、「影山なんか大したことない、俺は凡人だけど影山よりパフォーマンスできてる(だから俺は影山より偉い)」みたいなこと言ってそう。そういうみっともなさも人間らしくていいよね。


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