影山逆行もの感想2024/02/25

https://www.pixiv.net/artworks/116333681

①国見・金田一と影山の口論シーンが印象的
金大一側の言い分としては、影山は他人に合わせたプレイをしない自己中なプレーヤーだったが、金田一自身も影山に合わせるための努力をしてなかったと指摘されている。確かに、本当に金田一ががんばって影山に合わせようとすれば、ラストのトスを打とうとしていたはず。国見も同様。ここまでの正論は、高校に上がりたての、どこにでもいる有象無象の未熟な学生にとってはつらいだろうな。

②今後の予想
階段で口論を撮影してる輩がいたので、何らかの形で炎上するかもしれない。影山が高校であからさまに成功すればするほど、北一時代が否定されてしまう。高校ではうまくやっていけてる(ように見える)から、悪いのは北一のメンバーだよねという話になってしまう。青葉城西のチームの雰囲気がさらに悪くなりそう。
注目ポイントは、国見と金田一がどう成長するかだと思う。原作では、影山との折り合いはついて、及川さんのもとで順調に成長していくが、影山とのわだかまりを残したまま伸びることは難しいかもしれない。それでふと、こんなつらい思いをしてバレーをする理由は何だと感じて、退部するかもしれない。だがそれも人生。

独り言
シリアスさといってもただシリアスではなく、現実的にどこかの学校の部活で起きてそうなできごとが描写されてるのがすごいと思った。現実なんてうまくいかないのが当然だし、原作みたいなことは早々起きないんだよね。シリアスとはいっても、結局はその他大勢の凡人にとってのシリアスであるから、その後の人生も凡庸に推移していくのだと思う。
凡人だから人間関係の解決の仕方も凡人なりのやり方でやっていくしかないと思う。理屈ではなく、単純に時間の経過に頼ったりする。
上手く解決できるわけでもなく、どことなく棘をかかえたままなんとか人生を進めていくのが凡人である。私自身が凡人だと自覚しているから、こういうストーリーを見ると気になってしまう。


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