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幻想交響曲 2023.06.02
シャルル・ミュンシュ/パリ管

ベルリオーズ 幻想交響曲、シャルル・ミュンシュ/パリ管の1967年ライブ。非常にアグレッシブかつ念入り。流動的なテンポ設定やフレージングにも納得感がある。ワイルドさと丁寧さが共存できるのはオケの能力が高いことによる。鐘やTubaの響きも即物的で面白い。ミュンシュの叫び声とともに情熱溢れる演奏は期待通り。

幻想交響曲 2023.06.02
ロジャー・ノリントン/エイジ・オブ・インライトゥメント管

ベルリオーズ 幻想交響曲、ノリントン/エイジ・オブ・インライトゥメント管のライブ動画。当時を再現する古楽器演奏、オフィクレイドやTrpとCor、指揮台両サイドのHarpが目を引く。演奏は落ち着いた表現でサウンドも枯れており、楽章間でHarpの退場に拍手が起きたりと、どこかのんびりした感じもあって、これが本来の姿、現代とは対極の演奏だろう。

幻想交響曲 2022.07.27
クラウディオ・アバド/ロンドン響

ベルリオーズ 幻想交響曲、アバド/ロンドン響のライブ。SNSで紹介されていたもの。1983年の録音で音はあまりよくないが、熱気あふれる演奏で力強さが伝わってくる。テンポは速めでとても勢いがある。断頭台のTuba、チャイム(鐘?)も野蛮な感じがあってよい。オケもよく統制されており、とてもうまい。

序曲集、葬送と勝利の大交響曲 2020.11.26

ずっと交響曲を中心に聞いてるけど、昨日からはベルリオーズのレクイエム、ファウストの劫罰、ロメオとジュリエット、イタリアのハロルド、ベンヴェヌート・チェッリーニ、そして葬送と勝利の大交響曲と来て、改めてベルリオーズの凄さを感じる。この時代、ナポレオンの時代によくまあこんな音楽が!

葬送と勝利の大交響曲 2020.03.23 
ラトル/ベルリンフィル 

ベルリオーズ 葬送と勝利の大交響曲、ラトル/ベルリンフィルをデジタルコンサートホールで。
ベルリンフィルの名の大吹奏楽。チェロ、コントラバス入り。全体に早めのテンポでTrbソロもあっさり。終楽章の輝きはさすがだが、曲の雰囲気はデジレ・ドンディーヌ/パリ警視庁の演奏が味があって好きだな

葬送と勝利の大交響曲 2020.03.23
ラトル/ベルリンフィル 

それにしても、ライブ録画でこの曲を見ることができるのは貴重。
最上段中央で構えるピッカピカのグロッケンシュピールとパヴィヨン・シノワを見るだけでも楽しい!

葬送と勝利の大交響曲 2019.12.17
コリン・デービス/ロンドン響

ベルリオーズの交響曲は4曲あるけど、ひとまずマイナーな「葬送と勝利の大交響曲」を。以前は「葬送と凱旋の大交響曲」と言ってたように思う。数十年前に親しんだデジレ・ドンディーヌ/パリ警視庁の演奏は最後のお楽しみとして、まずはコリン・デービス/ロンドン響のオケ版より。

葬送と勝利の大交響曲 2019.12.17
コリン・デービス/ロンドン響 

オケ版といっても、それほど弦は聞こえない。1楽章は淡々と、2楽章のTrbソロはさすがに上手い。3楽章はもう少し推進力があればいいかなと思う。
youtubeを見ていると、明石高校OBで呉先生のTrbソロもあった。老けたけどまだまだ現役。
ラトル/ベルリンの3楽章もあって、これはとびぬけて上手い。楽しい

葬送と勝利の大交響曲 2019.12.18
フィリップ・フェッロ/パリ警視庁音楽隊

取りつかれたように今日もベルリオーズ「葬送と勝利の大交響曲」を3つの組み合わせで。フィリップ・フェッロ/パリ警視庁音楽隊の演奏は、本家本元。期待よりもわりとすっきりしてる。もっと野外演奏の泥臭さやフランス色が出てほしいけど、でもお勧めできる演奏。

葬送と勝利の大交響曲 2019.12.18
ヴァレリー・ハリロフ/ロシア国防省中央音楽隊

2つ目は、ちょっと変わったというかあまり期待していないヴァレリー・ハリロフ/ロシア国防省中央音楽隊。予想どおり、そのまんま吹いてますという感じ。チェロ、コントラバス入り、皆、軍服のような制服。合唱は客席前列に占める。ちょっと退屈。上手でもない。

葬送と勝利の大交響曲 2019.12.18
デジレ・ドンディーヌ/パリ警視庁音楽隊

3つ目はデジレ・ドンディーヌ/パリ警視庁音楽隊。昔の記憶が正しければ本命。聴いてみて木管のピッチの上ずりに苦笑だけど、それもらしさがある。1楽章はゆっくりした足を引きずるようなテンポ、2楽章Trbは味があって上手い!3楽章の推進力、盛り上がりは最高。雰囲気は一番だが万人向けはフェッロかな

葬送と勝利の大交響曲 2019.12.18

「葬送と勝利の大交響曲」野外での吹奏楽を前提として色々な打楽器、サクソルン族の楽器が入り、いかにもベルリオーズ、フランス的雰囲気がある。逆にそちら方面に興味がなければつまらんかも。この時代、フランス革命、ナポレオンやら7月革命やら、世界史の勉強になるなとWiKiを眺めつつ聴いている

ローマの謝肉祭 2019.12.19

 ベルリオーズを改めて聴いているけど、この時代にすごい才能だったんだと思う。そんなことを感じながら「ローマの謝肉祭」をいろいろ聞いて、この曲を抜群な技量で、風のようにコンクールで披露できたらいいな、なんて思うよ

交響曲「イタリアのハロルド」 2019.12.20
スラットキン/リヨン国立

ベルリオーズ交響曲「イタリアのハロルド」スラットキン/リヨン国立。これは交響曲らしくないビオラ協奏曲のよう。初めて聞くので他との比較はできませんが、同梱のローマの謝肉祭を聴く限り、細部にも配慮した無難な演奏というところかな。曲としては、あまり面白くないな

交響曲「ロメオとジュリエット」 2019.12.22
ヨアフ・タルミ/サンディエゴ響

ベルリオーズ「ロメオとジュリエット」ヨアフ・タルミ/サンディエゴ響。初めて聞く曲、演奏者。これは交響曲?組曲といった方がよさそう。これには終曲が含まれておらずアクセスできる範囲では抜粋収録ばかり。とはいえ、曲としては面白く時にバレエやオペラ的なところもある。オケもクリアで上手い。

交響曲「幻想交響曲」 2019.12.23
クリュイタンス/パリ音楽院管

ベルリオーズ、最後に「幻想交響曲」をいくつか。まず、クリュイタンス/パリ音楽院管のライブ。以前、名前から本命だろうと取っていたもの。繊細で上品なイメージとは裏腹に、結構、エネルギッシュで粗い印象で驚いた。断頭台のTubaは、この野蛮な音はオフィクレイド の音かな、すごい。

交響曲「幻想交響曲」 2019.12.25
アバド/シカゴ響 

ベルリオーズ「幻想交響曲」手持ち最後は、アバド/シカゴ響。これは上手い!迫力満点だけど、ちっともうるさくなく、オケの能力の高さが表れている。2楽章はコルネット入りだけど、違和感はない。
今回、3つの演奏を聴きましたが、いずれも特徴のある素晴らしい演奏。

交響曲 2019.12.25  

ベルリオーズの交響曲と名付けられているもの4曲を聴いたけど、交響曲らしいのは「葬送と勝利の大交響曲」かな。それ以外は、組曲、管弦楽曲、オラトリオ・・?
いずれにしても、時代背景を考えると、とても先進的な作曲家だと思います。

レクイエム 2019.12.25
ミュンシュ/ボストン響 

朝4時起きで年賀状を書いた。ベルリオーズ序曲集を聴きながら、ハンガリー行進曲とローマの謝肉祭で目が覚めて絶好調!
出退勤時にはレクイエム(クリスマスなのに?)、ミュンシュ/ボストン響。合唱、バンダ4組合わせ数百人を擁する曲らしいが、演奏は至って宗教的で落ち着いた印象。

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