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交響曲1 2023.08.30
ルスラン・ライチェフ/ソフィア・フィル

リュボミール・ピプコフ 交響曲1番、ルスラン・ライチェフ/ソフィア・フィル。ブルガリアの作曲家。冒頭より最後まで、トリッキーなリズムに民俗的な雰囲気のある旋律が乗って進行する。3拍子、5拍子と様々にリズムを変えながら、時に派手に盛り上がる。全体にリズムとその変化の印象が強すぎて、民俗的な味わいを阻害しているように思える。

交響曲2 2023.08.31
コンスタンティン・イソエフ/ソフィア・フィル

リュボミール・ピプコフ 交響曲2番、コンスタンティン・イソエフ/ソフィア・フィル。他の3曲に比べ録音は古い。場面展開による起伏が激しく、どこに焦点を合わせているのか見えない感じで、曲をじっくり楽しむに至らない。1番に比べ、随分勇ましいが、騒がしさが勝ってしまっている。

交響曲3 2023.08.31
ディミタル・マノロフ/ソフィア・フィル

リュボミール・ピプコフ 交響曲3番、ディミタル・マノロフ/ソフィア・フィル。ピアノ、シロホン、マリンバが活躍する3楽章形式の曲。1楽章はピアノ協奏曲のよう。鍵盤楽器の鋭い響きとマリンバの響きの対比に、変拍子が重なって、他の曲同様にバタバタした印象。2楽章は2番同様、展開が激しい。

交響曲4 2023.08.31
ヴァシル・カザンジェフ/ソフィア・ソロイスツ室内管

リュボミール・ピプコフ 交響曲4番、ヴァシル・カザンジェフ/ソフィア・ソロイスツ室内管。2楽章20分強の曲で、弦楽合奏主体の曲。ただ、弦楽特有の分厚く響くところはなく、全体的に軽く不安に流れる感じ。他の3曲に比べてすっきりしているが、迫力は不足。この作曲家はあまり好きではない。

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