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交響曲1 2021.03.30
ヴァレリー・ポリャンスキー/ロシア国立響

グレチャニノフ 交響曲1番、ポリャンスキー/ロシア国立響。全体に民謡的でロシアっぽいけどそれほど濃くはない。カリンニコフに似たところもあって哀愁感がある。ただ、親しみやすい曲想だけど、もっと濃い目の味付けを期待してしまう。オケはTrpをはじめとして金管のアンサンブルが今ひとつ良くない。

交響曲2「田園」 2021.03.31
ヴァレリー・ポリャンスキー/ロシア国立響

グレチャニノフ 交響曲2番、ポリャンスキー/ロシア国立響。1番同様カリンニコフを思わせる民謡的なメロディーで始まるが、全体的には少し作風が変わってチャイコフスキー的というか西洋寄りになったよう。表題の「田園」の印象はない。2、4楽章はもう少し情感を込めた広がりがあってもいいのにと思う。

交響曲3 2021.04.01
ヴァレリー・ポリャンスキー/ロシア国立響

グレチャニノフ 交響曲3番、ポリャンスキー/ロシア国立響。2番までとは作風がかなり変わって西洋的な印象となった。FlやPiccが活躍し牧歌的な印象で、鳥のさえずりの聞こえる柔らかで安らぎのある曲。全体的に明るく、チャイコフスキー的な部分が多くなって、終楽章は躍動的に盛り上がる。

交響曲4 2021.04.01
ヴァレリー・ポリャンスキー/ロシア国立響

グレチャニノフ 交響曲4番、ポリャンスキー/ロシア国立響。1楽章冒頭のユニゾンはちょっと異様な雰囲気だが、すぐに明るさを取り戻す。やはりチャイコフスキーに似た印象。2楽章は弦の流れるような旋律、3楽章はちょっとうごめくような感じ、4楽章は華やかで盛大。金管のアンサンブルは良くない。

交響曲5 2021.04.01
ヴァレリー・ポリャンスキー/ロシア国立響

グレチャニノフ 交響曲5番、ポリャンスキー/ロシア国立響。4番同様特徴的な冒頭で、金管のオルガントーンより始まる。作風はさらに一段、現代化した様子で、アグレッシブで劇的な盛り上がりなどこれまでとは随分変化した。民謡的なところも残しつつ、3,4楽章は激しく、最後は壮大に終わる。

交響曲 2021.04.01
ヴァレリー・ポリャンスキー/ロシア国立響

グレチャニノフ 交響曲をポリャンスキー/ロシア国立響の演奏で聴いた。1,2番はカリンニコフのような感じで哀愁を帯びた民謡調の旋律主体だったが3番以降はかなり作風も変わって5番までの時間経過を感じる。ポリャンスキーはもっとロシア的な濃い音楽をしてほしかった。オケは金管が今一つなのが残念。

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