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室内交響曲1 2023.08.24
アレクサンドル・ラザレフ/ボリショイ劇場ソリスト・アンサンブル

ニコライ・ロスラヴェッツ 室内交響曲1番、アレクサンドル・ラザレフ/ボリショイ劇場ソリスト・アンサンブル。12分単楽章形式。ハ短調交響曲に比べ、かなり現代的。Hrnの角笛の合図で、シェーンベルクのようなフレーズや不思議なざわめきを挟みつつ様々に場面転換する。ひきつった緊張感、曲折した不安感が続き、最後は消えるように余韻を残して終わる。

交響曲ハ短調 2023.08.28
ステファン・ロジャース/英国王立ノーザン音大

ニコライ・ロスラヴェッツ 交響曲ハ短調、ロジャース/英国王立ノーザン音大。20分単楽章。冒頭の弦の怪しげな雰囲気からTrpで霧が晴れるようなところなど、最初からスクリャービンの影響を感じさせる。以降も楽器の響きや壮大な構想はスクリャービンを思わせるところが多々ある。なかなか魅力的な曲だが指揮、オケともに未熟で、曲の本来の良さが出ておらず残念。

交響詩「新月の瞬間」 2023.08.28
ジェイムズ・ジャッド/オランダ放送響

ニコライ・ロスラヴェッツ 交響詩「新月の瞬間」、ジェイムズ・ジャッド/オランダ放送響のライブ。ハ短調交響曲と同時期に作曲された代表曲のひとつ。印象派的な響きや趣きがあり、描写的でまさにポエムのよう。神秘的でスクリャービンやシェーンベルクの影響を感じる。お気に入りです。

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