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シンフォニエッタ 2024.08.15
ジャン・マルティノン/シカゴ響

ジャン・マルティノン シンフォニエッタ、マルティノン/シカゴ響のライブ。録音が古く波打っており細部はよく分からない。ピアノと弦の暗くおどろおどろしい出だしより激しさを増し、力強く推進力を増す。2楽章は憂鬱なVnより弦が暗く感情的。3楽章は激しい弦とピアノが勢いを増して、フランス的なクライマックスとなる。暗い激しさと勢いの中に力強い輝きがある。

交響曲2 2024.08.15
ジャン・マルティノン/シカゴ響

ジャン・マルティノン 交響曲2番、マルティノン/シカゴ響のライブ。21分の曲で力強く華やか、一気に聴かせる。最弱音の鍵盤より木管のさえずりで始まり、金管が加わり徐々に激しさと野蛮性が増す。おどけたTubaからリズムと推進力を維持しつつ活発に進み、金管の叫びとなる。一旦落ち着いた後、再び金管が輝かしく締めくくる。

交響曲3「アイリッシュ」 2024.08.15
ピエール=ミシェル・ル・コント/フランス国立管

ジャン・マルティノン 交響曲3番「アイリッシュ」、ピエール=ミシェル・ル・コント/フランス国立管。不思議な序奏にピアノが入り、印象派的な雰囲気より激しさを増す静動のパターンが繰り返される。2楽章はリズミカルな掛け合いが慌ただしく進む。3楽章は木管のうごめきから陰鬱な雰囲気に変わる。4楽章は活発で楽し気、騒々しさを増して陽気に終わる。

交響曲4「アルティテュード」 2024.08.15
ジャン・マルティノン/シカゴ響

ジャン・マルティノン 交響曲4番「アルティテュード」、マルティノン/シカゴ響。鮮烈な出だしよりSF宇宙映画のように鋭角的に盛り上がり激しく炸裂する。混とんとした静けさの後、激しい打ち込みとなる。2楽章は暗い宇宙の静けさにOb、Flが響く。3楽章は低音よりPercが切れ込み、木管、弦、Percでざわめいて、ラ・ヴァルスのように盛り上がって終わる。

交響曲 2024.08.19

ジャン・マルティノン シンフォニエッタと交響曲2-4番を聴いた。1番および「旅行」の音源は見当たらない。フランス的なお洒落さや粋ではなく、強いリズムで激しい攻撃性を見せる。音が多くて分厚く、推進力があって力強い。劇的で迫力があり面白いが、無調の現代曲で結構狂暴なところもあって、親しみはほとんど感じない。お気に入りとは言えなかった。

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