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交響曲1 2023.12.19
ロベルト・スタンコフスキー/スロバキア国立コシツェ・フィル

アントン・ルビンシュタイン 交響曲1番、ロベルト・スタンコフスキー/スロバキア国立コシツェ・フィル。1楽章は古典的で明るく快活、健康的。2楽章は明るく歯切れ良い3拍子。3楽章は嘆きが穏やかになり再び嘆きに戻る。4楽章は明るく素朴、快活。全体的に時代的でロシア感はない。少し長く感じる。

交響曲2「大洋」 2023.12.19
イーゴリ・ゴロフチン/ロシア国立響(第1版)
スティーヴン・ガンゼンハウザー/スロバキア・フィル(第3版)

アントン・ルビンシュタイン 交響曲2番「大洋」、第1版をイーゴリ・ゴロフチン/ロシア国立響、第3版をスティーヴン・ガンゼンハウザー/スロバキア・フィル。第1版は4楽章、第3版は第2版での追加含め7楽章となり、楽章の入れ替えや速度指示が変更となっている。7つの海を表すらしいが各楽章がそれぞれ対応しているというわけでもなさそう。

交響曲2「大洋」 2023.12.19
イーゴリ・ゴロフチン/ロシア国立響(第1版)
スティーヴン・ガンゼンハウザー/スロバキア・フィル(第3版)

第3版は70分以上の大曲となり、ガンゼンハウザーの演奏は早めで活力がありオケの響きもよい。7楽章あるがゴロフチンの第1版ほど長く感じない。各楽章は、明るく溌溂とした海、繰り返しうねる波、穏やかに哀愁を感じる風景、激しく荒れ模様の海など、海の情景を表しており、時折、メンデルスゾーンのような部分もある。

交響曲3 2023.12.20
ロベルト・スタンコフスキー/スロバキア放送響

アントン・ルビンシュタイン 交響曲3番、ロベルト・スタンコフスキー/スロバキア放送響。1楽章は歯切れ良く活発、メンデルスゾーンのような雰囲気もある。2楽章はClaの哀愁ある旋律より始まる3拍子。3楽章は弦のスケルッツオ、歯切れ良く躍動する。4楽章も華やかで力強く、最後まで華やか。

交響曲4「劇的」 2023.12.20
ロベルト・スタンコフスキー/スロバキア国立コシツェ・フィル

ルビンシュタイン 交響曲4番「劇的」、スタンコフスキー/スロバキア国立コシツェ・フィル。繰り返しもあって65分と長い。1楽章は重苦しく始まり情熱的な盛り上がりとゆるやかな流れが交互して古典的な印象。2楽章は短調の厳しい3拍子と可愛いダンス。3楽章は優しく大らかな3拍子。4楽章は情熱的、チャイコフスキーのような部分もある。晴れやかに終わる。

交響曲5 2023.12.20
バリー・コルマン/スロバキア国立コシツェ・フィル

アントン・ルビンシュタイン 交響曲5番、バリー・コルマン/スロバキア国立コシツェ・フィル。木管のロシア的な哀愁のある旋律より盛り上がろうとするが今一つ。2楽章も民俗調で軽やかに楽し気に進む。3楽章はHrnの懐かしい響きより平和な雰囲気。4楽章も民俗的な旋律で進行するが、もっと土臭いロシアっぽさが欲しかった。オケは今一つ乗り切れていない様子。

交響曲6 2023.12.20
ギルバート・ヴァルガ/フィルハーモニア・フンガリカ

アントン・ルビンシュタイン 交響曲6番、ギルバート・ヴァルガ/フィルハーモニア・フンガリカ。印象的な和音より古典的に劇的に盛り上がる。中間部は明るく溌溂。2楽章は弦、Ob、Hrnの柔らかな流れるような旋律、3楽章は活発で細やかな動きの踊りでチャイコフスキーのよう。4楽章は力強い民謡的テーマが繰り返され明るい踊りと交互に現れる。

交響曲 2023.12.27

アントン・ルビンシュタイン 交響曲6曲を聴いた。時代よりやや古典的なところもある。ロシア的な民俗性はあまり感じず、唯一、5番がロシア的な哀愁を感じる。全体的に歯切れ良く明快で、緩徐部分など美しいが、引き込まれるような魅力的な旋律に乏しい。各曲共に繰り返しがあって長く感じてしまう。今一つ魅力を感じない。

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