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交響曲1 2024.03.07
ヴァーノン・ハンドリー/ロンドン・フィル

ジョン・ジュベール 交響曲1番、ハンドリー/ロンドン・フィル。リズミカルで透明感のある軽い動きで、おどけた感じから金管が加わり盛り上がる。2楽章はTimpの打撃を伴い荘厳な趣きに弦の暗いフレーズが繰り返される。3楽章は木管と弦の細かな動き、囁きが激しさを増す。4楽章はTimpの強打から透明な弦が速度を増して、イギリス的な明るさと勢いが出る。

交響曲2 2024.03.07
ジョン・ジュベール/ロンドン・フィル

ジョン・ジュベール 交響曲2番、ジョン・ジュベール/ロンドン・フィルの初演ライブ。1楽章形式。ゆっくりと怪しげな雰囲気で始まり、徐々に盛り上がりHrnが叫び、嵐のように大波が繰り返し押し寄せTrp,Trbが叫ぶ。早くなって急激な起伏を繰り返し、緊迫感が増す。落ち着きを取り戻したHrnより、再び早くなってPercも交えて盛り上がり派手に終わる。

交響曲3 2024.03.07
ウィリアム・ボートン/BBCウェールズ・ナショナル管

ジュベール 交響曲3番、ボートン/BBCウェールズ・ナショナル管。イギリス南部の5か所の風景を題材とした5楽章形式。ささやくような静けさに金管が叫ぶ1楽章。木管が断片を繰り返しイギリス的な爽やかさもある2楽章。3楽章は細かな動きが波のように繰り返す。4楽章は静かに始まり起伏の波を繰り返す。5楽章は活動的に始まり落ち着いた感じで盛り上がる。

シンフォニエッタ 2024.03.07
ウィリアム・ボートン/イギリス弦楽オケ

ジョン・ジュベール シンフォニエッタ、ウィリアム・ボートン/イギリス弦楽オケ。Ob、Fg、Hrnがそれぞれ2名加わる。小粋な感じで始まり早い動きで上下動し快調に進む。2楽章はOb、Fg、Hrnの遠吠えのようなソロから弦による寒い風景を思わせる展開となり、そのまま3楽章につながりリズミカルに進む。細かな動きに軽快な弾みが加わり最後まで突っ走る。

交響曲、シンフォニエッタ 2024.03.11

ジョン・ジュベール 交響曲3曲とシンフォニエッタを聴いた。南アフリカ出身のイギリスの作曲家で、新古典主義的なクリアで冷たい響きに、リズミカルで細かな動きが絡む作風。波のようなフレーズの繰り返しや上下動により早い起伏がある。明るさや楽しさよりも、透明感が有りひんやりとした冷たさ、イギリスの自然を感じる。ブリスに似た感じもする。1,3番が面白い。

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