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交響曲1 2023.06.21
ゲルハルト・サミュエル/ロイヤル・フィル

ハリソン 交響曲1番、サミュエル/ロイヤル・フィル。5曲中一番現代的、12音技法で難解。1楽章は弦と管の鋭角的な旋律が繰り返される。2楽章は金管とTimpの激しい部分を挟みOb、弦で静かに寂しい。3楽章は弦の神経質なワルツ、Claの陽気なポルカ、Harpと弦の緩やかな歌、ピアノのロンドの4つに分かれ、4楽章はリズムの上で強い主題が激しさを増す。

交響曲2「悲劇的」 2023.06.21
デニス・ラッセル・デイヴィス/アメリカン・コンポーザーズ・オケ

ハリソン 交響曲2番「悲劇的」、デイヴィス/アメリカン・コンポーザーズ・オケ。全体に宗教的で、か細く悲しい。1楽章は木管、Harpが寂しい旋律を繰り返す。2楽章はピアノが入り早い上下動が切迫感を出す。3楽章は静かにゆっくり、Vaとチェレスタが入り宗教的。4楽章は12音の悲劇的主題の繰り返し、5楽章は落ち着いた感じで移ろい、穏やかに終わる。

交響曲3 2023.06.21
デニス・ラッセル・デイヴィス/カブリヨ祝祭管

ハリソン 交響曲3番、デイヴィス/カブリヨ祝祭管。壮大な主題がVnとHarpの静けさの後、再現する。2楽章は3つのパートからなり、それぞれ特定人物に因んだイギリス民謡や踊り、ワルツの小曲。3楽章は穏やかに夢想的な繰り返しが心地よい。4楽章はイギリス的な趣きで、金管より弦と木管の掛け合いとなる。

交響曲4「ラスト・シンフォニー」 2023.06.21
バリー・イエコフスキー/カリフォルニア響

ハリソン 交響曲4番「ラスト・シンフォニー」、バリー・イエコフスキー/カリフォルニア響。HarpとObよりゆったりと長いフレーズが繰り返される。2楽章は祭囃子のような打ち込みで躍動的に盛り上がる。3楽章はゆったりHrnの瞑想から現代的な重い曲想に移って盛り上がったのち静まる。4楽章は「コヨーテの道」物語の男性ヴォーカルがラップのよう。東洋的雰囲気もあり面白い。

交響曲5 2023.06.21
ジャン・ウィリアムズ/マールストレム・パーカッション・アンサンブル

ルー・ハリソン 交響曲5番、ジャン・ウィリアムズ/マールストレム・パーカッション・アンサンブル。3楽章形式で15分程度。パーカッションのための曲。様々な楽器が出てくるが、ポコポコ、トントンといった感じで、鮮烈でリズミカルな印象はなく、比較的おとなしく、東南アジア的でどこか間の抜けたような雰囲気。

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