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交響曲1「ポリフォニック」 2024.05.28
トヌ・カリエステ/ヴロツワフ・フィル

アルヴォ・ペルト 交響曲1番「ポリフォニック」、トヌ・カリエステ/ヴロツワフ・フィル。エストニアの作曲家。2楽章20分弱の曲。金管から木管の掛け合いが弦に移り、その後も冷たいフレーズを分け合うように折り重なって進む。2楽章もVnの暗く空虚な旋律で始まる。弦の刻みによる長いcrescはTrb、Trp、Hrnに繋がり、弦の激しい不協和音て終わる。

交響曲2 2024.05.28
トヌ・カリエステ/ヴロツワフ・フィル

アルヴォ・ペルト 交響曲2番、トヌ・カリエステ/ヴロツワフ・フィル。3楽章10分程度の短い曲。ピチカートに管楽器の突発音が入る。不要和音のTuttiの後2楽章に継続し、ざわめきと突発音に金管の不要和音が重なる。3楽章は重々しいTimpよりざわめきが続く。激しい不協和音の後、穏やかなObが現れ弦に受け継がれるが、不協和音に遮られる。

交響曲3 2024.05.28
トヌ・カリエステ/ヴロツワフ・フィル

アルヴォ・ペルト 交響曲3番、トヌ・カリエステ/ヴロツワフ・フィル。3楽章20分程度。作風はシンプルな聖歌の古楽的な趣きで調性的となる。レチタティーボのフレーズが続き激しさが増す。2楽章は木管による聖歌が盛り上がり、静寂と弦の古楽的な響きよりTimpで終わる。3楽章も古楽的な響きと掛け合い、Trbソロよりcrescで終わる。

交響曲4「ロサンゼルス」 2024.05.28
トヌ・カリエステ/ヴロツワフ・フィル

アルヴォ・ペルト 交響曲4番「ロサンゼルス」、トヌ・カリエステ/ヴロツワフ・フィル。3楽章30分程度で全体的に宗教的な寂しい息遣いと古楽的な響きの曲。ゆったりした弦とHarpより始まり、鐘とともに悲劇的に進む。2楽章も悲しげで短いフレーズを弦が繰り返す。3楽章は冒頭に戻り穏やかにゆったり進み、繰り返しが続いて最後は鐘で終わる。

交響曲 2024.05.31
トヌ・カリエステ/ヴロツワフ・フィル

アルヴォ・ペルト 交響曲4曲、トヌ・カリエステ/ヴロツワフ・フィル。1,2番は現代音楽、3,4番は趣を変え宗教的な響きとなる。存命作曲家の中でジョン・ウィリアムスに次ぎ演奏機械が多いとどこかで読んだが、交響曲以外も聴いてみないとわからない。個人的には、滅入りそうな雰囲気であまり好きではない。

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