見出し画像

交響曲1 2023.02.04
ジェイムス・ジャッド/ニュージーランド管

ダグラス・リルバーン 交響曲1番、ジェイムス・ジャッド/ニュージーランド管。Trpより鮮烈に始まる。ロマン派的な曲想や楽器の使い方などシベリウスを感じさせるが、ご本家ほどの北欧感や冷たい切れ味はない。明るく軽快な1楽章、2楽章はニールセンのような響きもあり、3拍子でゆったり繰り返す。3楽章は穏やかに始まり輝かしく盛り上がって終わる。

交響曲2 2023.02.04
ジェイムス・ジャッド/ニュージーランド管

ダグラス・リルバーン 交響曲2番、ジェイムス・ジャッド/ニュージーランド管。シベリウス2番のような出だし、柔らかで静かな木管、Trpのこだまで盛り上がる。2楽章は歯切れ良く軽快。3楽章はゆったり静かにCla,Obソロが引き立つ。4楽章はTimp、弦に金管が答える形で進み、最後は長い和音で完結。やはりシベリウス的な要素が多い。

交響曲3 2023.02.04
ジェイムス・ジャッド/ニュージーランド管

ダグラス・リルバーン 交響曲3番、ジェイムス・ジャッド/ニュージーランド管。15分の短い曲。ロマン派色は薄れ現代風になった。調性が不確実でリズムを刻みながら木管のソロを挟みながら進む。スネアが入り少しテンポアップして木管の掛け合いの後は、現代色が強くなり混とんとしてくる。シベリウス色は全くなくなったが、面白味も減った気がする。

交響曲1-3 2023.02.06
ジェイムス・ジャッド/ニュージーランド管

ダグラス・リルバーン 交響曲1-3番、ジェイムス・ジャッド/ニュージーランド管。1,2番はシベリウスの影響が大きいように感じる。楽器の用い方や響き、旋律に、とても良く似た雰囲気がある。一方、3番は現代的に曲想が変化し、シベリウスのような部分はなくなる。これが本来の姿なのか成長した変化なのか、時代的な作風ともいえる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?