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交響曲1「シラノ・ド・ベルジュラック」 2023.09.26
コリン・デイヴィス/BBCスコティッシュ管

イアン・ハミルトン 交響曲1番「シラノ・ド・ベルジュラック」、コリン・デイヴィス/BBCスコティッシュ管のライブ。古い録音。激しくあわただしく始まり、緩急、静動が混在して進行する。表題の騎士の戯曲を表したものかはわからないが、R.シュトラウスの交響詩のように聞こえるところもある。劇的な要素やロマンチックな部分もあるが、全体的に見通しは良くない。

交響曲2 2023.09.26
イエジー・マクシミウク/BBCスコティッシュ管

イアン・ハミルトン 交響曲2番、イエジー・マクシミウク/BBCスコティッシュ管のライブ。BDを伴う重い落ち着いた感じで始まり、リズミカルに弾むところやゆったり歩む調子もある。楽器の掛け合いの要素も多く、信号のように聞こえるところもある。終楽章は盛り上がるのだが、1番同様、全体的に見通しは良くなく、つかみどころがない印象は同じ。

交響曲3「春」 2023.09.27
ブライデン・トムソン/スコットランド室内管

イアン・ハミルトン 交響曲3番「春」、ブライデン・トムソン/スコットランド室内管のライブ。春の活動を思わせる明るい爽やかさに、新古典主義の少し奇妙な風合いが重なる。溌溂とした中に落ち着かない雰囲気があり、また、3楽章では弦のうつろう優しさも感じる。色々な要素が含まれているが、4曲の中では一番わかりやすく親しみがもてる。

交響曲4 2023.09.27
アレクサンダー・ギブソン/スコティッシュ・ナショナル管

イアン・ハミルトン 交響曲4番、アレクサンダー・ギブソン/スコティッシュ・ナショナル管のライブ。47分と長い。1楽章のHrnの嘆きや、終楽章のBD、Timpを伴う葬送行進曲など、全体に暗い重苦しさや緊迫感がある一方、ロマン派後期の厭世的でやわらかな雰囲気もあり、緊迫と落ち着き、悲しみと安らぎが交差する。

2つのオーケストラのためのシンフォニエッタ 2023.09.27
アレクサンダー・ギブソン/スコティッシュ・ナショナル管

イアン・ハミルトン 2つのオーケストラのためのシンフォニエッタ、アレクサンダー・ギブソン/スコティッシュ・ナショナル管。15分と短い曲だが11楽章に分かれており、それぞれオケ1,2、Harp、ピアノ、Perc、金管、木管の組み合わせで演奏される。曲は、交響曲以上に現代音楽であり、様々な組み合わせの音響を楽しむものかな。

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