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交響曲1 2023.08.18
ジャック・スタンプ/キーストン・ウインド・アンサンブル

アルフレッド・リード 交響曲1番、ジャック・スタンプ/キーストン・ウインド・アンサンブル。吹奏楽の金管と打楽器のための交響曲。冒頭よりファンファーレと勇ましい行進曲で始まる。2楽章は悲しげで古典的なラルゴ、鐘が鳴り安らぐ。3楽章はリズミカルで躍動的、打楽器を伴ってワイルドに盛り上がる。

交響曲2 2023.08.18
アルフレッド・リード/洗足学園音楽大学シンフォニックウインドオーケストラ

アルフレッド・リード 交響曲2番、リード/洗足学園音楽大学シンフォニックウインドオーケストラのライブ。集中力の高い洗練された演奏。Claを中心に木管の充実した精神性を感じる。1楽章は重く響くパッサカリア、2楽章は早く細かな動きより行進曲風に盛り上がり、3楽章はCla主体に遅く重く盛り上がって、最後は静かに安らぐ。このバンドは上手い。お気に入りです。

交響曲2 2023.08.18
大井剛史/東京佼成ウインドオーケストラ

アルフレッド・リード 交響曲2番、大井剛史/東京佼成ウインドオーケストラ。洗足学園音大の演奏が気に入ったので、東京佼成も聴いてみる。こちらの演奏もレベルが高く、改めて日本のバンドのアンサンブル力、曲の解釈、集中力の高さに驚いた。5曲の中でも2番が一番内容が濃く面白いと思えるのは、演奏のレベルの高さが大いに影響している。

交響曲3 2023.08.18
パブロ・マルケス/リリア音楽ユニオンシンフォニックバンド

リード 交響曲3番、マルケス/リリア音楽ユニオンシンフォニックバンドの野外ライブ。1楽章はPerc打ち込みよりObソロを経て激しい嵐となり、一旦、Obソロで落ち着いた後、冒頭に戻る。2楽章はワーグナーのポテッツィ主題による変奏曲でOb、Claが哀愁を込めゆったり歌う。3楽章は騒がしく盛り上がり、Percアンサンブルを経て、いかにも吹奏楽らしく盛り上がる。

交響曲3 2023.08.19
アルフレッド・リード/洗足学園音楽大学シンフォニックウインドオーケストラ

リード 交響曲3番、リード/洗足学園音楽大学シンフォニックウインドオーケストラのライブ。リリアの演奏に比べ、とても洗練された豪華な響きで、1楽章よりスピード感、力感あふれる演奏。2楽章はCla、Hrnが情感豊かにゆったり聴かせる。3楽章も力強く安定。ライブゆえの部分的な多少の荒さと、重要パートのObが少々気になるが、素晴らしい演奏。

交響曲3 2023.08.19
アルフレッド・リード/オオサカ・シオン・ウィンド・オーケストラ

アルフレッド・リード 交響曲3番、リード/オオサカ・シオン・ウィンド・オーケストラ。こちらも日本を代表する吹奏楽団の演奏。録音の差や編成の違いで、洗足学園の演奏に比べ派手な輝きではなく落ち着いた印象で、全体的により吹奏楽らしさを感じる。2楽章は木管の情感を込めたソロから大らかに盛り上がる。3楽章は構成感が明確で堅実な印象。

交響曲4 2023.08.18
アルフレッド・リード/洗足学園音楽大学シンフォニックウインドオーケストラ

アルフレッド・リード 交響曲4番、リード/洗足学園音楽大学シンフォニックウインドオーケストラのライブ。Obの哀歌より始まり、ゆったりと精神力を維持しつつ大きく盛り上がる。2楽章はマリンバよりCla、木管の優しい優雅なワルツ。3楽章は疾風のようなClaより勇ましい行進曲で駆け抜ける。情熱的に盛り上がり歯切れ良く終わる。非常に上手い演奏。

交響曲4 2023.08.18
アルフレッド・リード/オオサカ・シオン・ウィンド・オーケストラ

アルフレッド・リード 交響曲4番、アルフレッド・リード/オオサカ・シオン・ウィンド・オーケストラ。持続力があり緊張感のある1楽章、2楽章はHarpよりちょっと大人な雰囲気のワルツ。3楽章も冒頭より乱れなく、歯切れ良く進む。こちらも演奏レベルは非常に高く、大人の演奏、吹奏楽らしさがうかがえる。

交響曲5「さくら」 2023.08.19
アルフレッド・リード/音の輪ウインド・シンフォニカ

アルフレッド・リード 交響曲5番「さくら」、アルフレッド・リード/音の輪ウインド・シンフォニカ。表題を見て作曲の経緯はなんとなく想像がつく。この演奏は他の日本の3団体に比べアマチュア感がある。1楽章よりPercに乗って軽快に進み吹奏楽っぽく盛り上がる。2楽章はClaのさくらの旋律が展開される。3楽章は途中ちょっと中近東っぽい?

交響曲 2023.08.19

アルフレッド・リード 交響曲5曲を聴いたが、日本のバンドのレベルの高さには改めて驚かされた。洗足学園、東京佼成、大阪市音、いずれも輝かしく柔軟で、集中力の高い演奏。下手をすると吹奏楽の安っぽい演奏になってしまうところ、音楽として十分に聴かせてくれる。中では2番がお気に入り。懐かしい「音楽祭のプレリュード」を聴いてリードは終わりにしよう。

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