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ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク (1843 1900 57)


交響曲「オデュセウス」 2024.06.14
フランク・ベールマン/ザールブリュッケン・カイザースラウテン・ドイツ放送フィル

ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク 交響曲「オデュセウス」、フランク・ベールマン/ザールブリュッケン・カイザースラウテン・ドイツ放送フィル。ギリシャ神話を題材とした曲。楽章ごとに、重く劇的、ほの暗い情熱、自然の美しさ、勇ましいフィナーレへと曲想が移り変わり、ロマンチックだがどこか控えめな印象。なんとなくチャイコフスキーのマンフレッド交響曲を想わせる。

交響曲1 2024.06.14
フランク・ベールマン/北ドイツ放送フィル

ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク 交響曲1番、フランク・ベールマン/北ドイツ放送フィル。1楽章は長く、足取り重く始まって情熱的に躍動する。ベートーヴェンやブラームスを感じる。2楽章は落ちつた3拍子、3楽章も軽快なワルツで、両者ともにブラームスの雰囲気を感じる。4楽章は途切れず穏やかに始まり、重々しく盛り上がって華やかに終わる。

交響曲2 2024.06.17
フランク・ベールマン/北ドイツ放送フィル

ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク 交響曲2番、フランク・ベールマン/北ドイツ放送フィル。1楽章は狩りのHrnで明るく穏やかに始まり躍動して堂々と終わる。2楽章は柔らかく高貴に流れる。3楽章はおだやかに流れるようなワルツ。4楽章は3楽章のイメージを継いで始まる。変奏曲風に進行し、なんだかブラームスの大学祝典序曲のようでもある。

交響曲 2024.06.14

ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク 全8曲のうち、番号・表題付き交響曲3曲を聴いた。他の5曲は音源が見つからず。時代相応の構成、曲想で、1,2番ではブラームスを感じる部分がある。全体的に暗くならず明快で聴きやすいが、少し控えめな印象で劇的要素は少なくブラームスほど印象深くはない。中では、オデュセウスがロマンチックで楽しめる。

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