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交響曲1「リバーラン」 2024.12.19
ポール・ポリヴニック/ロシア・フィル

スティーヴン・アルバート 交響曲1番「リバーラン」、ポール・ポリヴニック/ロシア・フィル。劇的な序奏より川の流れに雨音が神秘的に響く。2楽章はゆったり物憂げな木管に川の流れのざわめき。Fl2本のカデンツァが神秘的に響く。3楽章は少し滑稽な行進曲と風変わりなワルツ。4楽章は川の流れと雨音が徐々に膨らみ、懐かしさを覚えながら消えていく。

交響曲2 2024.12.19
ポール・ポリヴニック/ロシア・フィル

スティーヴン・アルバート 交響曲2番、ポール・ポリヴニック/ロシア・フィル。虚ろ気な2本のClaより広大に展開、Timpと中低音が凄みを効かせる。上昇4音形が繰り返され茫洋と進む。2楽章は次々と楽器が入れ替わる滑稽なスケルッツオ。3楽章は抒情的、金管のコラールに懐かしさを覚える。シベリウスを思わせる雄大な響きが徐々に厚く、ゆったりと響いて完結する。

交響曲 2024.12.21
ポール・ポリヴニック/ロシア・フィル

スティーヴン・アルバート 交響曲2曲を聴いた。部分的にシベリウスの広大さや茫洋感、マーラーの皮肉っぽさや厭世観、武満の神秘性も感じる。木管、鍵盤楽器、Harpなどの使い方、響きがとてもクリアで新鮮。1番は川の流れと雨音をモチーフとした響き、2番はさらに抒情性や茫洋感が加わり、随所に新しい響きがあって、お気に入りです。

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