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交響曲1 2024.02.24
オデッセイ・ディミトリアディ/モスクワ放送響

タクタキシヴィリ 交響曲1番、ディミトリアディ/モスクワ放送響。ジョージアの作曲家。国民楽派的な曲想だがさほど濃くはない。1楽章は大そうな出だしから民俗調に疾走し派手に閉じる。2楽章は情緒的、静かなFlから一旦盛り上がって静かに終わる。3楽章も情緒的で可愛らしい3拍子。4楽章は国民楽派的な盛り上がりが野暮ったい印象。

交響曲2 2024.02.26
エフゲニー・スヴェトラーノフ/ロシア国立響

タクタキシヴィリ 交響曲2番、スヴェトラーノフ/ロシア国立響。作風は変わり明るく細やかで軽やかに始まる、密やかさと躍動感がある。2楽章は弦のゆったり美しい民俗的主題に金管が加わり盛り上がった後、静けさを取り戻す。3楽章は勇ましく民俗的に盛り上がる。4楽章は劇的に始まり弦の序奏を経て金管が盛り上げる。Flとともに最後は静まりあっけなく終わる。

交響曲 2024.02.27
オタール・タクタキシヴィリ 

交響曲2曲を聴いた。ロシア的な民族的主題が随所に現れるが、哀愁や盛り上がり、劇的性など、他の国民楽派の作曲家と比べさほど色濃くはない。大仰なところもあって、ちょっと野暮ったい。緩徐部分で美しい旋律もあるが、全体的に魅力は今一つといった感じがする。時代的にも少し乗り遅れた感もある。

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