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交響曲1 2024.06.20
ハワード・ハンソン/イーストマン・ロチェスター響

ダニエル・メイソン 交響曲1番、ハワード・ハンソン/イーストマン・ロチェスター響のライブ。3楽章35分程度の曲。1楽章は見通しが利かず、何度か盛り上がるが定まらない。2楽章は静かに始まりロマンチックに盛り上がって静かに終わる。3楽章は厳しく始まり、静かな金管の和音を挟み激しいCymロールを経て、最後はTimpとともに消えていく。

交響曲2 2024.06.20
ブルーノ・ワルター/ニューヨーク・フィル

ダニエル・メイソン 交響曲2番、ブルーノ・ワルター/ニューヨーク・フィルのライブ。1楽章は重苦しく始まるがロマンチックに転換、混とんと盛り上がって静まりそのまま2楽章につながる。弦のゆったりした夢想的な旋律より盛り上がるが定まらぬまま静まる。3楽章はスケルッツオで中間部はひらひらと舞う。4楽章も混とんとしつつ強弱を繰り返して最後は安らかな和音で終わる。

交響曲3「リンカーン」 2024.06.20
ジョン・バルビローリ/ニューヨーク・フィル

ダニエル・メイソン 交響曲3番「リンカーン」、バルビローリ/ニューヨーク・フィルのエアチェック版。リンカーンの生涯を描いたもの。Trpのモチーフより静かに始まる。アメリカ的田舎っぽく楽し気。弦がロマンチックに盛り上げる。2楽章はEngHrnソロより寂しげに展開。3楽章は激しい3拍子。4楽章は冒頭のTrpより重く陰気に始まる。独立戦争とその後の平和だろうか。

交響曲 2024.06.21

ダニエル・メイソン 交響曲3曲を聴いた。いずれも古い録音で他の音源は見当たらない。それでもワルターやバルビローリが取り上げており、現代では忘れ去られた作曲家ということか。明確な旋律や聞かせどころがはっきりせず、定まらぬ印象。3曲ともに後期ロマン派の雰囲気を残し、ロマンチックや劇的さを演出しようとするが、今一つ訴えるものがない。

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