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シンフォニエッタ 2024.05.28
アーサー・デイヴィソン/ウェールズ・ナショナル・ユース管

ウィリアム・マサイアス シンフォニエッタ、アーサー・デイヴィソン/ウェールズ・ナショナル・ユース管。15分弱で学生オケのために書かれたイギリス的な輝きのある曲。派手なファンファーレ、歯切れ良さ、ジャズっぽいフレーズ、ちょっとミステリアスな雰囲気があり、スピード感があって若々しい印象。学生オケのコンサート向けに相応しい曲だと思う。吹奏楽にも良いかも。

交響曲1 2024.05.28
ウィリアム・マサイアス/BBCウェールズ響

ウィリアム・マサイアス 交響曲1番、マサイアス/BBCウェールズ響。冒頭よりイギリス的で歯切れ良く軽快。ミステリアスな雰囲気もある。2楽章はPercも入りリズミカルで躍動的。3楽章はちょっと印象派的、弦の漂いにOb、Fiがさえずる。4楽章はファンファーレより軽快に派手に盛り上がって終わる。シンフォニエッタ同様、軽い爽快感が心地よい。

交響曲2「夏の音楽」 2024.05.28
ウィリアム・マサイアス/BBCウェールズ響

ウィリアム・マサイアス 交響曲2番「夏の音楽」、マサイアス/BBCウェールズ響。表題にある夏というイメージではなく、ミステリアスな印象派的。1楽章は何かが始まる予感。2楽章は虚無的に木管が響き、中盤にTrpと金管で盛り上がる。3楽章はTrp、Hrnのファンファーレで始まり激しさを増す。ミステリアスな調子に戻って再び盛り上がり、派手に終わる。

交響曲3 2024.05.28
グラント・ルウェリン/BBCウェールズ響

ウィリアム・マサイアス 交響曲3番、グラント・ルウェリン/BBCウェールズ響。疾風のような動きから不安気に盛り上がり激しさを増す。2楽章はEhrnのエレジーが徐々に冷たく広がり緊迫の後、Obにエレジーが戻り静まる。3楽章はTrpファンファーレより勢い良く進み、ミステリアスな部分を経て勢いが戻り、金管の叫びとなって終わる。もうイギリス的な輝きは見えない。

シンフォニエッタ、交響曲 2024.05.30

ウィリアム・マサイアス シンフォニエッタと交響曲3曲を聴いた。シンフォニエッタは小品的で若々しさがある。1番も同様に中量級でイギリス的な軽快さと輝きがある。一方で印象派のようなミステリアスな面もあって、これはウェールズの自然描写によるものだろうか。初期の作品は爽やかな印象だが、2,3番は若々しい明るさがない。金管やPercの使い方はどこか吹奏楽っぽい。

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