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交響曲1-4 2022.12.12
カーメン・ゴレミノフ/ソフィア・フィル

マリン・ゴレミノフ 交響曲1番-4番、カーメン・ゴレミノフ/ソフィア・フィル。ブルガリアの作曲家。1番の冒頭はフランス的で豪華な感じがして期待したのだけれど、2番以降は期待に反して陰鬱で冷たく激しい曲想となった。3番ではプロコフエフ張りの行進曲やソプラノ、合唱も入り、4番は弦楽合奏となるが、曲想は同じ傾向。

交響曲1 2022.12.12
カーメン・ゴレミノフ/ソフィア・フィル

マリン・ゴレミノフ 交響曲1番、カーメン・ゴレミノフ/ソフィア・フィル。15分の短い曲。華やかな出だしはフランス的でオーケストレーションも豪華。おどけた感じの2楽章、一番長い3楽章はゆったり落ち着いた中に抒情的な部分とそれを断ち切る打ち込みが入る。4楽章は滑稽でけたたましい。最後は冒頭の輝かしさが戻る。

交響曲2 2022.12.13
カーメン・ゴレミノフ/ソフィア・フィル

マリン・ゴレミノフ 交響曲2番、カーメン・ゴレミノフ/ソフィア・フィル。作風は変わり1番のフランス的な色は消え、神経質で現代的に厳しくなった。ひきつったような弦が叫び緊迫感を増す。2楽章は冷たく重い足取りで始まり、途中緊迫し騒がしくなるが再び重い足取りとなる。3楽章は激しく急激な部分が断片的にざわざわと繰り返し落ち着かない。

交響曲3 2022.12.13
カーメン・ゴレミノフ/ソフィア・フィル

マリン・ゴレミノフ 交響曲3番、カーメン・ゴレミノフ/ソフィア・フィル。シンバルの一撃より不穏な雰囲気で始まりプロコフィエフのような派手な行進曲へ移る。2楽章は低弦のピチカートから激しい弦の動きとなり、不思議な感じの合唱とソプラノ独唱が入りFlの寂しいソロで終わる。3楽章はクライマックスに向け徐々に推進力を増し派手に盛り上がる。

交響曲4 2022.12.13
カーメン・ゴレミノフ/ソフィア・フィル

マリン・ゴレミノフ 交響曲4番、カーメン・ゴレミノフ/ソフィア・フィル。弦楽合奏の曲。力強さと冷たさ、寂しさが入り混じり、スピード感を増して迫ってくる。2楽章は重苦しく現代的、3楽章も現代的で、緊張感があり鋭角的。弦楽合奏の激しい熱量を感じる演奏。

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