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いぬとうさぎのオーケストラ

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Twitterにアップした記事の集大成。世の中に「歴史的名演」と言われるものは多々あるけれど、好き、嫌いは人それぞれ。未来の自分に向けての備忘録 最初の記事が、目次となっています…
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2022年8月の記事一覧

エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ (1876 1948 72)

室内交響曲 2022.08.16 ホルスト・ゲーベル/ベルリン・フィル アカデミー エクス・ノーヴォ・アンサンブル・ディ・ヴェネツィアエルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ 室内交響曲、ゲーベル/ベルリン・フィル アカデミー。4楽章形式だが交響曲というよりもピアノと弦楽・木管アンサンブルのための間奏曲集といった感じで、穏やかで明るく開放的、情熱的。演奏はソリストの技量がいまいちでピアノのバランスも良くない。一方のエクス・ノーヴォ・アンサンブル・ディ・ヴェネツィアはより感情的で上手い

ジョン・オールデン・カーペンター (1876 1951 75)

交響曲1「石の説教」 2022.8.17 ジョン・マクローリン・ウィリアムズ/ウクライナ国立響 ジョン・オールデン・カーペンター 交響曲1番「石の説教」、ジョン・マクローリン・ウィリアムズ/ウクライナ国立響。20分弱の5楽章形式だが、切れ目なく演奏される。ゆったりと穏やかで爽やかな弦で始まる。ちょっとフランツ・シュミットに似た哀愁のある旋律と、かわいらしくおどけた感じもあり、お気に入りです。 交響曲2 2022.8.17 ジョン・マクローリン・ウィリアムズ/ウクライナ国

ミェチスワフ・カルウォヴィチ (1876 1909 33)

交響曲「復活」 2022.8.17 ルネ・ベルク/ミェチスワフ・カルウォヴィチ・フィル アントニ・ヴィド/ワルシャワ・フィルミェチスワフ・カルウォヴィチ 交響曲「復活」、ルネ・ベルク/ミェチスワフ・カルウォヴィチ・フィルとアントニ・ヴィド/ワルシャワ・フィルの2つの演奏。悲劇的で勇壮な部分と哀愁のある旋律からの盛り上がりが交錯する。感動的でいい曲だけど、ちょっと長くワンパターン。夭折のためこれ1曲しかないのが残念。お気に入りです。

セルゲイ・ボルトキエヴィチ (1877 1952 75)

交響曲1「わが故郷より」 2022.08.15 ミコラ・スカッチ/チェルニギフ・フィル セルゲイ・ボルトキエヴィチ 交響曲1番「わが故郷より」、ミコラ・スカッチ/チェルニギフ・フィルのライブ。ロマン派の作曲家でラフマニノフやチャイコフスキー(特に4番)によく似たフレーズ、リズム、楽器の使い方が現れる。ただ、チャイコフスキーほどの情感、盛り上がりはなく、ちょっとぼやけた感じがするのはオケの問題かも。 交響曲2 2022.08.15 ミコラ・スカッチ/チェルニギフ・フィル

フリッツ・ブルン (1878 1959 81)

交響曲1-10 2022.07.29 アドリアーノ・バウマン/モスクワ響(8番ブラティスラヴァ響) フリッツ・ブルン 交響曲1番から10番、アドリアーノ・バウマン/モスクワ響(8番はブラティスラヴァ響)。ロマン派から新古典主義派、ブラームスを意識しているようなところがある。全体的に、ロマン派としては魅力的な旋律がなく、新古典主義派としては持続的な緊張感に欠ける。どの曲もそれなりに長く、間延びする。 交響曲1-10 2022.08.15 アドリアーノ・バウマン/モスクワ響