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桜、散る、口座、散らない金

胸がざわついたから、自分の口座を見てみたら、また祖父から大金が送られてきていた。早く死ななければと思った。するなら縊死しかない。でも、今の部屋にはドアノブがない。カーテンレールは壊れそうだと思う。だからできない。そうやって適当に先延ばしにする。でも早く死なないと、また自分のものと思えない金を手にすることになる。別に、好き勝手に使ってもかまわないのだろうけど、それを邪魔しているのは何だろう。自分をだめにした人や、関係のない人たちにすがって、少しのお金で暮らしていくこと自体には抵抗がない。自分はどちらかというとケチくさいことがすきだし、(でも早朝のイケアに行って、コーヒーをタダでもらって1日過ごすような人にはなりたくないとも思う)、300円の実用品とかでもものすごく迷って買わないことがある。ほしいものはいっぱいある。何が言いたいのかわからなくなってきた。お金はあればあるほど嬉しいのに。働いていないとは思えない額の貯金がこわい。それがなくなるのもこわい。全部がこわい。こんな自分の環境は変だと思う。お金はほしい。罪と思わずに使っていいお金を山ほど。祖父のことはだんだんこわくなってきて連絡先をブロックした。なのにまだよこす。変だ。たった1人の孫とかでもないのに。生前分与かもしれない。不出来なやつだと思って忘れたらいいのに。こっちが健康になるまで死なないでほしい。でももうどうでもいいかもしれない。

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