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桜は、

365日、1年のたった数週間の命である。

その一瞬のために
何百日も眠り続け蕾をこらし

そのたった一瞬で
多くの人を感動させる。

なんて、かっこよくて美しいのだろう。
そんな人間に、私もなりたい。

死にたい、とかではないけど
時々、夢ある少年が
生きたくても生きられなかったその命と私の命
交換してあげたかったなと思うことがある。

やりたいことがちゃんとあって
それに向かって生きていて
なんとなく生きてる私よりも
ちゃんとこの命、有効活用できるのになって。

上っ面で薄いものに聞こえるかもしれないけど
私は、けっこう本気でおもう、時々ね。

この世界は、いつだって汚くて
見たくもないものばかりだけれど

それでも、その闇と同じくらい
綺麗なもの美しいもの優しいものがあるから
この世界も、悪くないなって
生きるのも悪くないのかもなって思える。

季節は冬のとびらを開けようとしている。
桜は、まだ先の話。

それでも、こんな時期に桜を思ってしまうのは
それだけ桜というものが美しくて
感銘を受けるものだからだと思うんだ。

私もいつか、

桜のように、
強くて美しい女性になりたい。

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