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IWさんが会話劇を読んだ感想

 昼休みにデイケアの詰所でIWさんに会話劇の感想を聞いた。
 話を聞く少し前、チーフのIKさんが詰所でチシャを販売していたので2袋買った。
 僕はポケモンパンと会話劇のどちらの続きがよみたいですか?どちらに興味がありますか?とIWさんにたずねるとIWさんは、んーという感じでポケモンパンかなと答えてくれた。僕は会話劇の続編を書こうと思っていけどポケモンパンの続きも考えてみようと思った。IWさんの言葉を聞くまではポケモンパンは完了しているものと思っていた。

 会話劇のTさんの人をだます感じどうでしたか?と聞くとIWさんはお金をだましとろうとしてるの?と僕に聞いたので観客の気持ちを盗もうとしていると答えた。IWさんは何をだましているのか?わからない。はっきりと書かれていないからと僕に話した。

 観客の気持ちを盗むこと舞台ってそうゆうものよね、Tさんは悪くないんじゃないとIWさんは言った。Sくんは真剣に舞台の脚本を書こうとしている、Yくんもプロとして演じようとしている。Tさんは観客を魅了するものが欲しいそれで観客をだましたい、人は嘘に惹きつけられると信じている。僕はTさんがまともに舞台に取り組んでいない気がした。

 でもSくんは舞台で演じた後Tさんの側を離れたくなかった。僕はSくんの書いた脚本を舞台にしてくれたからじゃないか?と思ったとIWさんに伝えるとIWさんは会話劇を読んでそういう風に思わなかった、よくわからないと答えた。後、IWさんはポケモンパンのSくんYくんTさんの設定が小学3年生にしては会話が大人な感じがすると話してくれた。IWさんに夏祭りの原稿を読んで欲しくて渡した、先月のマンスリーミーティングでIさんが作品を仕事中に読んでいるので時間を割いているとおっしゃっていたので原稿を渡していいものか悩んだ。僕は読んでもらうにはもっと繊細さが必要だなと最近痛感している、作品を他人に読んでもらうのは大変なことだと思う。

 IWさんに感想を聞いていて登場人物とSTORYから本人が感じていることを読者に伝えることは難しいと思った。本人が書いている時にこう感じていることをIWさんに伝えようとするとお互いの理解の違いに違和感が生まれる。作品に対する共感はなかなか生まれない。IWさんは何をだましているか?わからない、はっきりと書かれていないからと伝えてくださった時に僕は納得出来る答えを上手に言葉で説明できていないんだと思う。

 今日の昼休み、Mさんにも拘束具のキオク(世界)の原稿を読んで欲しいと手渡した。その時KDさんが中学から高校まで卓球部だった。高校の時の卓球ケースにミサンガがついていて先輩がくれたものだと話してくれたこれは映画だなと思った。
 終わりのミーティングの後Mさんが来週までに読めばいいですか?とおっしゃるので時間は気にしないでください。この作品は少し変わっていて幻聴のキオクをテーマに書いています。Mさんが読んだ後少し話せたら嬉しいと答えた。

 帰りのバスの送迎を待つ時にMさんに母親を安心させる言葉ってありますか?とたずねるとお母さんの性格もわからないけど見守っていること・そばにいること・日常を見ていることを伝えたらどうですか?とおっしゃった。僕に安心させる時どんな言葉をかけるんですか?とMさんが聞くので落ち着いてください・興奮しないでと伝えるしかない、母親と接するのに気分が重いと伝えた。Mさんと話していて言葉の明るさも重要だなと思った。声のトーンや本人の性格は話す言葉の意味より大切で安心を作る要因だと感じた。Mさんは親孝行ですねと何度も言ってくれたけどその時は不安だった。

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